日経平均株価とTOPIXが史上最高値を更新!その意味と指標の説明
【速報】日経平均史上最高値を更新 TOPIXも34年半ぶり最高値更新 | TBS NEWS DIG
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、きのうより332円高い4万913円で取引を終え、今年3月につけた終値としての史上最高値4万888円を上回りました。前日のニューヨーク市場でアメリカの長期金利の低下…
本日2024年7月4日、東京株式市場で日経平均株価とTOPIXが史上最高値を更新したニュースが話題になっています。どうして株価がこんなに上がったのか、そして日経平均株価とTOPIXって何なのかを見てみましょう。
日経平均株価とTOPIXが過去最高値を更新
日経平均株価の動き
2024年7月4日の東京株式市場で、日経平均株価は5日連続で上がり、終値は前日より332円89銭(0.82%)高い4万0913円65銭を記録しました。この値は、今年3月22日に記録した史上最高値4万0888円を上回るものでした 。
TOPIXの動き
同じ日、東証株価指数(TOPIX)も史上最高値を更新しました。TOPIXは1989年12月18日に記録した終値としての史上最高値2884.80ポイントを34年7カ月ぶりに上回り、2898.47ポイントで取引を終えました 。
日経平均株価、TOPIX それぞれの指標の説明
日経平均株価とは?
日経平均株価(Nikkei 225)は、日本経済新聞社が計算する株価指数で、東京証券取引所のプライム市場に上場している225の代表的な会社の株価を基にしています。この指数は、株価の平均を使って計算され、特に株価の高い会社の影響を受けやすいのが特徴です 。
日経平均株価の特徴
- 構成銘柄: プライム市場に上場する225銘柄
- 算出方法: 株価の単純平均
- 影響力: 株価の高い会社の変動が指数に大きな影響を与える
TOPIXとは?
TOPIX(Tokyo Stock Price Index、東証株価指数)は、東京証券取引所のプライム市場に上場している全ての会社の時価総額を基に計算される株価指数です。
1968年1月4日の時価総額を基準値100として、その後の時価総額の変動を指数にしています。これは、日本経済全体の動きを反映するため、大きな会社の業績が良いと指数も上がります 。
TOPIXの特徴
- 構成銘柄: プライム市場の全銘柄
- 算出方法: 時価総額加重平均
- 影響力: 大きな会社の影響が大きい
これらの数値から読み取れること
日経平均株価の読み取り方
日経平均株価は、特に株価の高い会社の影響を強く受けます。そのため、日経平均株価の動きを見ると、特定の会社や業界のパフォーマンスがわかります。日経平均が上がる時は、特定の225社が順調に成長していると読み取れます。
TOPIXの読み取り方
TOPIXは、日本経済全体の健康状態を示す指標です。大きな会社の業績が良くなると指数全体が上がります。つまり、TOPIXが上がる時は、多くの会社が成長していることを示します。
株価と自分の生活は関係ない?
「株価が上がっても生活に関係ない」と思うかもしれませんが、実は影響があります。
株価が上がると会社の業績が良くなり、給料やボーナスが増えることがあります。また、政府が国民から集めた年金の運用益が増えることで将来の年金が増える可能性もあります。したがって、株価の上昇は私たちの生活にも良い影響を与えることがあります。
まとめ
- 日経平均株価は、日本経済新聞社が計算する225の代表的な会社の株価指数
- TOPIXは、日本全体の会社の成長を示す指数
- 株価が上がると、給料やボーナスの増加、雇用の拡大、年金の運用益の増加など、生活に良い影響がある可能性が高まる
株価の上昇は、特にみなさんのようなこどもには、関係ないように見えるかもしれません。しかし、長期的には日本経済にプラスの効果をもたらします。企業の業績が向上し、雇用が増えたり、給料が上がったりすることがあります。
また、株価は円安のような為替相場からも影響を受けるため、世界経済の動向にも注目することが大切です。
なお、こどもでも株式投資を始めることができ、経済について学ぶ良い機会になりますので、興味があればおうちの方に話してみるとよいでしょう。
株価の動きを理解し、経済の仕組みを学ぶことで、将来どんな仕事をするかなどの選択肢が広がるのではないでしょうか。
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