成城石井 vs セブン「金の」シリーズ:セレブ客にアピールする真逆の戦略とは?
「成城石井」と「セブン“金の”シリーズ」の決定的な違い、セレブ客にアピールする“真逆の戦略”が深すぎる | 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 | ダイヤモンド・オンライン
SNSでも人気の高級スーパー「成城石井」とセブン-イレブンの「金の」シリーズ。「どちらも富裕層向けのマーケティングでしょ?」と思う方、実は、両社の動向を整理すると、深すぎる“真逆の戦略”が浮かび上がっ…
みなさんは、高級スーパーの成城石井とセブン-イレブンの「金の」シリーズについて知っていますか?どちらも高品質な商品を提供していますが、実は全く違う方法でお客さんにアピールしています。今日は、そのちがいを見てみましょう。
成城石井とセブン「金の」シリーズの違い
成城石井は、富裕層(お金持ち)の人たちがよく行く場所にお店を置き、いろいろな商品を売っています。
一方、セブン-イレブンの「金の」シリーズは全国のセブン-イレブンで、高品質な商品を売っています。
成城石井は特定の地域に集中し、セブンは広い範囲で商品を提供しています。
店舗戦略 vs. 商品戦略
セブン-イレブンは、商品ごとに異なるブランドを使って、いろいろなお客さんにアピールしています。
ローソンの子会社である成城石井は、富裕層のほかにも、オーガニック(自然食品)や安い商品など、さまざまなお客さん向けの店舗を持っています。
経営戦略の違い
セブン-イレブンは、イトーヨーカドーの株を売って外部の人たちにも経営を手伝ってもらおうとしています。
一方、成城石井は上場計画を取り下げ、ネットスーパーへの投資を強化しています。これにより、成城石井はネットスーパーにもっと力を入れています。
成城石井の「富裕層コンビニ」戦略
成城石井は、お金持ちの人たちが便利に買い物できるように、お金持ちの人が多く住んでいる地域にお店を作りました。これにより、高級な商品を日常的に買えるようにしました。最近では、成城石井が新しいネットスーパーを開設し、商品の数を35%増やしました。
セブン「金の」シリーズの「手に届く贅沢」戦略
セブンの「金の」シリーズは、普段は安い商品を買うけれど、時々贅沢をしたいという人たち向けの商品を提供しています。これは「手に届く贅沢」という新しい市場を開拓した結果です。
まとめ
- 成城石井は富裕層向けのお店を重視
- セブン-イレブンの「金の」シリーズは広い範囲で高品質な商品を提供
- 成城石井はネットスーパーに力を入れている
- セブンは「手に届く贅沢」を提供
みなさんは、成城石井とセブン-イレブンの「金の」シリーズ、どちらの商品が好きですか?それぞれにどんなイメージがありますか。おうちの方にも、それぞれをどんなときに買うかを聞いて、そのちがいについて話してみるのもよいでしょう。
同じ「高級な商品」でも、どんな人をターゲットにしているかで、売り方も変わります。会社というのは、日々こんな風にいろいろな「戦略」を考えて商売をしているのですね。
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