セブンイレブン、おにぎりが2種類に増えた理由とは?
セブンイレブンおにぎり、300円台に突入…「しゃけ」120円台に値下げ? | ビジネスジャーナル
「おにぎり」の価格がじわりと上昇している昨今、セブン-イレブンが、「しゃけ」の「おにぎり」を一気に50円値下げして120円台で販売を始めたという情報が話題を呼んでいる。
みなさんはセブンイレブンでおにぎりを買ったことがありますか?普段のランチや部活前の軽食として、コンビニのおにぎりは身近な存在です。
最近、セブンイレブンが「手巻おにぎり しゃけ」(138円税込)で販売をスタートしました。米も高くなっているなかで、この値段は安いと話題です。
でも、これまで売っていた「味付海苔 炭火焼熟成紅しゃけ」(189円税込)も引き続き販売されています。この2種類のしゃけおにぎり、何が違うのでしょうか?
セブンイレブンのおにぎりの値段が変わる理由
セブンイレブンでは「炭火焼熟成紅しゃけ」や「手巻おにぎり しゃけ」など、しゃけの種類だけで複数の値段・特徴の異なるおにぎりが販売されています。138円から200円を超える高級ラインナップ、さらに300円台も登場しています。この複数展開の理由は、安くて手軽なおにぎりを求める人と、少し贅沢を楽しみたい人の両方に対応するためです。味や具材、海苔の種類も変えて、より多様なニーズに応えています。
高級おにぎりと通常おにぎり、どっちが売れている?
おにぎりは「安いから売れる」とは限りません。最近は200円以上の高級おにぎりも人気を集めています。おいしさやボリュームにこだわる消費者が増え、「少し高くても満足できるもの」を選ぶ人も多いです。具材のバリエーションも広がり、「すじこ醤油漬け」「山賊むすび」などごちそう系のメニューも登場しています。
なぜ「しゃけおにぎり」を安くしたのか?
しゃけおにぎりの値段を安くしたのは、もっと多くの人に買ってもらうためです。
もともと「紅しゃけおにぎり」が180円以上していたため、「高すぎる」という声がたくさんありました。そのため、セブンイレブンは昔の値段に近づけることで、買いやすいおにぎりを増やしたいと考えたのです。これからも「紅しゃけおにぎり」と「しゃけおにぎり」の両方を売りながら、どちらが人気なのかを見ていくでしょう。
経済的な背景
セブンイレブンのこの戦略には、いろいろな人のニーズを考えた狙いがあります。安くて普通のおにぎりを買いたい人と、少し高くてもおいしいおにぎりを買いたい人の両方に対応することで、お店の人気を保とうとしています。

他のコンビニの工夫
セブンイレブン以外でも、各社がさまざまな価格戦略を展開しています。ローソンストア100では2025年5月、おにぎりの約4割を最大10%値下げしました。ファミリーマートは2025年6月、材料費高騰のなかでも平均5%値上げを発表しましたが、セット購入で割引やキャンペーンも同時に実施しています。このように、値段だけでなく商品の内容やサービスでも違いが出ています。
※2025年5月追記
まとめ
- セブンは高価格のおにぎりも販売し、さまざまなお客さんに対応
- 「紅しゃけ」と「しゃけ」は海苔の味付けが違う
- セブンは、高いおにぎりも売っていて、いろいろな人のニーズに対応
- いろいろな人のニーズに応じた価格設定
おにぎりの価格や種類が増えた背景には、原材料費や社会の動き、消費者の新しい価値観があります。「手軽に買えるもの」と「ちょっと贅沢なごはん」のどちらを選ぶかは、自分の考え方やライフスタイル次第です。売る側も、安さ重視と品質重視の両方に応えることで、お店全体の人気を高めています。
金融やビジネスの世界では、こうした「さまざまな人のニーズ=多様性」にどう応えるかが大切です。みなさんも普段のお買い物で「値段と中身、どちらを重視する?」を話し合ってみてください。調べてみると、価格戦略の裏側やビジネスの工夫が見えてくるはずです。