27歳芦屋市長が語る対話の力と「エリート」の見方

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みなさんは自分が住んでいるところの市長や区長、町長、村長はだれだか言えますか?ふだんの生活をしていて、一番身近な政治家かもしれません。でも、大人でも市区町村長や議員についてあまり知らなかったりします。

今回紹介するのは、27歳で最年少市長となった兵庫県芦屋市の髙島崚輔市長です。髙島市長は、難関高校として有名な灘高等学校、イギリスのハーバード大学を卒業し、SNSを使って情報を発信したり、市民と直接話をしたりして、市政を理解してもらう努力をしています。今回は、髙島市長の対話の方法や、「エリート」という見方にどう対応しているのかについてのお話です。

対話の重要性

髙島市長は、市民との話し合いを大切にしています。市役所の立場からではなく、市民の立場から情報を発信するようにしていて、それにより市政に対する理解が深まり、市民との信頼関係が築かれます。

SNSの活用

SNSは、髙島市長にとって大事な情報発信のツールです。市民からの意見や質問に対して丁寧に答え、市民が安心して暮らせるように努めています。例えば、深夜の大雨の時に防災無線が鳴らなかった理由をSNSで説明することで、市民の不安をやわらげました。

市民との対話

市民との直接の話し合いも欠かせません。髙島市長は就任前から、市民との話し合い集会を開き、市民の声を積極的に聞いています。この取り組みは、市職員にも良い影響を与え、市民サービスの向上につながっています。

海外経験とエリート教育

髙島市長は、海外での経験が自分の考え方を広げる大きな理由になったと話します。違う文化や価値観に触れることで、常に一歩引いて物事を見ることが大切だと学びました。また、灘高校や東京大学での経験を活かし、教育の分野に熱意を持って取り組んでいます。

対立とステレオタイプ

ステレオタイプとは、あるグループの人たちについて、みんな同じような性格や行動をすると思い込むことです。例えば、全ての男の子はスポーツが得意だと思うことがステレオタイプです。でも、実際にはいろんな人がいるので、みんなが同じとは限りません。

髙島市長は、対立を避けるのではなく、建設的な議論を大切にしています。意見の違いを認め合いながらも、お互いが嫌いにならないように注意しています。また、「エリート」というステレオタイプな見方に対しても、過去の経験を活かしながら、自分の行動で評価されることが大切だと考えています。

まとめ
  • 建設的な対立を大切にする
  • 髙島市長は市民との話し合いを重視
  • SNSを使って情報発信
  • 市民との直接の話し合いが市政に良い影響を与える
  • 海外経験が考え方を広げた

自分の住んでいる市区町村にはどんな問題があって、議会でどんな話をしているのかを考えてみませんか。税金をどんなことにつかっているのか、興味はありませんか。

高島市長のように、SNSなどの技術を上手に使って住民とコミュニケーションを取ったり、やっていることを伝えるのはとても大事なことですね。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。