売り上げNo.1「KATE」の魅力と渋谷店のすごい仕掛け

絶好調の花王「ケイト」、初旗艦店の狙い - WWDJAPAN

花王の「ケイト(KATE)」が初の旗艦店を、東京・渋谷駅直結で25日に本格開業する渋谷サクラステージにオープンする。3階フロアの一角に位置し、売り場面積は126平方メートル。花王が展開する国内店舗の中でも上位の広さを誇る。デジタル融合型の体験を重視した店舗で、初年度は「情報発信地として売り上げを追う店舗ではないが、黒字化を目指す」(岩田有弘ブランドマネジャー)。

花王の化粧品ブランド「KATE(ケイト)」が、渋谷に初の旗艦きかん店(中心となるお店)をオープンしました。この店はどんな特徴があり、なぜ今注目されているのか、一緒に見てみましょう。

旗艦店のオープン

花王の「KATE」が、東京・渋谷の渋谷サクラステージに初の旗艦店を開きました。このお店は広さが126平方メートルで、デジタル技術を使った体験型のお店です。旗艦店とは、ブランドの中心となるお店で、お客さんに特別な体験を提供する場所です。

売り上げ好調の秘密

「KATE」はセルフメイク市場で20年連続売り上げNo.1を誇り、2021年以降も業績は絶好調です。中心顧客は10〜20代の女性で、新商品のアイシャドウパレットなどが大ヒットしています。新商品を常に話題にし、驚きを提供することが成功の秘訣です。

グローバル展開の加速

花王は「KATE」を世界に広めるブランドとして位置づけ、アジア圏の若者に向けてブランドを広げています。旗艦店はその一環で、SNSを通じて世界中に情報を発信する計画です。今後、他の国にもお店を広げる可能性があります。

デジタル体験で感性を刺激

「KATE TOKYO 渋谷サクラステージ店」では、AR技術やAI技術を使った特別な体験ができます。自分の服の色を抽出するモニターや、パーソナライズされたアイシャドウが出てくる自動販売機など、デジタルとリアルを融合した楽しい仕掛けがたくさんあります。

オアシス・マネジメント「物言う株主」の存在

香港のアクティビストファンド、オアシス・マネジメントが花王の経営に対して助言を行っています。彼らは株主価値の向上を目指し、企業の戦略や運営に積極的に関与しています。助言内容には、コスト構造の見直しや効率化の推進、新市場への進出が含まれています。この助言のおかげもあってか、花王は経営戦略を考え直し、成長を続けています。

アクティビストとは

アクティビストは、会社の経営に関して意見を持ち、改善を求める人たちのことです。日本語では「物言う株主」と訳されることもあります。例えば、学校でクラスの活動をもっと良くするためにアイデアを出したり、先生に提案したりする生徒と似ています。
アクティビストは会社の株を持っていて、その会社がもっと良くなるように助ける役割を持っています。彼らの目的は、会社がもっと成功して、みんながもっと利益を得られるようにすることです。

まとめ
  • アクティビストファンドの助言が業績向上に貢献
  • 花王の「KATE」が渋谷に初の旗艦店をオープン
  • 売り上げ絶好調の「KATE」、成功の秘密は新商品と驚きの提供
  • グローバル展開を加速し、アジア圏の若者にブランドを広げる
  • デジタル技術を活用した特別な体験が楽しめる

ビジネスの成功には、新しいアイデアや工夫が大切です。アクティビストという株主、会社を運営している人たち(経営陣けいえいじん)とは別の、外からの意見や提案を取り入れることでもっとうまくいくこともあります。ふだんの生活でも「自分以外の意見を聞いてみる」ことが大切かもしれません。

ちなみに私がKATEを知ったのは10代後半のときでした。OLIVIAという非常に才能豊かで歌声が素晴らしいアーティストがその頃KATEのCMをしていたのです。(1998年~2000年頃?)KATEのCMは昔から、とてもスタイリッシュで、商品の具体的な説明や商品名の連呼はせず、「イメージ」で人の心に訴えかえるものが多い印象です。

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