音楽フェスが減っている?若い世代の変化とフェスの未来

音楽フェスに行ったことはありますか。私は、特に若い頃はサマーソニックやLOUD PARK、オーストラリアのSOUNDWAVE FESTIVALなどの音楽フェスによく行っていました。
でも2024年はたくさんの音楽フェスが中止になっています。なぜ、そんなことが起きているのでしょうか?音楽を聴くことが好きなみなさんも、もしかしたら楽しみにしていたイベントがなくなってしまったかもしれませんね。

日本の有名な音楽フェス

フジロックフェスティバル(Fuji Rock Festival)
新潟県で開催される、日本最大級の野外音楽フェスティバル。国内外のアーティストが多数出演。

サマーソニック(Summer Sonic)
東京と大阪で同時開催される都市型音楽フェスティバル。ロックやポップのアーティストが出演。

ライジングサンロックフェスティバル(Rising Sun Rock Festival)
北海道で開催されるロックフェスティバル。オールナイトで行われることが特徴。

ロッキンジャパンフェスティバル(Rock in Japan Festival)
茨城県で開催される日本最大級の国内ロックバンドフェスティバル。

海外の有名な音楽フェス

コーチェラ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)
アメリカ・カリフォルニア州で開催される、世界的に有名な音楽とアートのフェスティバル。多ジャンルのアーティストが出演。

グラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)
イギリスで開催される、世界最大級の野外音楽フェス。多彩な音楽ジャンルと社会的メッセージ性が特徴。

ロラパルーザ(Lollapalooza)
アメリカ・シカゴで開催される音楽フェスティバル。複数のステージで多ジャンルのアーティストが出演。

ダウンロード・フェスティバル(Download Festival)
イギリスで毎年開催される大型ロック・メタルフェスティバル。ヘヴィメタルやハードロックのアーティストが多数出演し、メタルファンにとって重要なイベントです。

ワッケン・オープン・エア(Wacken Open Air)
ドイツ・ワッケン村で毎年開催される世界最大級のメタルフェス。世界中のメタルバンドが集結し、3日間にわたって行われます。メタルファンにとって一度は訪れたいイベントとして有名です。

Wacken Open Air 2024
インフレでお金がかかりすぎる?

音楽フェスが中止になっている一つの大きな理由は、インフレという経済の現象です。インフレは、物の値段がどんどん高くなっていくことを指します。

音楽フェスを開催するためには、アーティストにお金を払ったり、ステージを作ったり、会場の準備をしたりする費用が必要です。それがインフレによって増え続けているのです。そのため、チケットを売ってもコストをまかなえない場合があり、中止するしかなくなってしまうんです。

参加する人が減っている理由

昔は、若い人たちがたくさん音楽フェスに行っていましたが、今では少なくなっています。特に、Z世代(現在の中学生や高校生の世代)は、あまりフェスに行かなくなっています。その理由の一つは、友達と一緒に行くことが難しいということです。また、今では家で音楽を楽しむ方法がたくさんあります。例えば、音楽ストリーミングという、スマホやパソコンでいろんな音楽をすぐに聴けるサービスが普及しているため、わざわざフェスに行かなくても好きな音楽を楽しめるからです。

有名なアーティストのフェスはまだ人気

しかし、すべてのフェスが中止になっているわけではありません。たとえば、ビヨンセやテイラー・スウィフトといった大人気のアーティストが出演するフェスは、まだ多くの人が参加しています。人気のあるアーティストのコンサートやフェスは、チケットがすぐに売り切れることもあります。これは、そのアーティストのファンがたくさんいて、特別な体験を求めているからです。

フェスの未来はどうなる?

これからのフェスはどうなっていくのでしょうか?一部のフェスは、中止になってしまいましたが、特定の年代やファンをターゲットにしたフェスはまだ成功しています。例えば、アメリカのニューポート・ジャズ・フェスティバルは、今年で70周年を迎え、全ての日が満員になりました。このように、ターゲットを絞ったフェスは、まだ多くの人に愛されています。

SOUNDWAVE 2012 in Sydney
playing: The Black Dahlia Murder
photo by Yuya S.
まとめ:
  • 音楽フェスは、インフレなどでお金がかかりすぎて中止になっている
  • 若い世代は、音楽を家で楽しむことが多く、フェスに参加する人が減っている
  • 有名なアーティストが出演するフェスはまだ人気がある
  • 年代をターゲットにしたフェスは成功している

音楽フェスは、インフレや若い世代の変化によって減ってきています。今の音楽の楽しみ方は昔と少し違ってきていますが、みなさんはどう思いますか?家族で、どんな音楽を聴いているのか、今後どんな音楽イベントに行きたいかについて話してみるのも楽しいかもしれませんね。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。