カフェでシャトレーゼのケーキを出すのは悪いこと?

なぜシャトレーゼが激怒?某カフェが無断で販売、実は法律的には問題ない理由 | ビジネスジャーナル

「シャトレーゼ」が怒っている。 京都・嵐山にある「京都で最も美しいカフェ」を標榜するカフェが、シャトレーゼで購入したケーキを無断で自店舗のメニューとしてお客に提供していたのだ。

あなたはカフェでケーキを食べることはありますか。カフェでは飲み物よりもケーキなどのスウィーツのほうが楽しみ!という人もいるでしょう。

京都の有名な観光地、嵐山にあるカフェで出されているケーキが、人気スイーツチェーン「シャトレーゼ」のケーキであることがわかり、SNSを中心に批判が広がりました。このカフェは「京都で最も美しいカフェ」として宣伝しています。ケーキは通常よりも高い値段で売られており、シャトレーゼはこの行為に怒っていますが、なぜこのカフェはケーキを無断で使ったのでしょうか?そして、それをするのは法律的にダメなことなのでしょうか。

シャトレーゼのケーキの価格とカフェの価格差

シャトレーゼは300円から500円くらいの値段で美味しいケーキを売っています。たとえば「北海道産マスカルポーネのチーズモンブラン」は350円から400円です。
でも、問題のカフェでは、このケーキをドリンク付きで約1500円で提供していました。これで、1つのケーキあたり1000円以上の差額が生まれています。カフェはその差額を利益として得ていたのです。

なぜこのカフェはシャトレーゼのケーキを使ったのか?

このカフェがシャトレーゼのケーキを使った理由は何でしょうか?いくつかのポイントが考えられます。

  • 簡単に手に入る
    シャトレーゼのケーキは全国的に有名で、どこでも手に入る商品です。仕入れが簡単で、安定した品質が保証されています。
  • ケーキを作る手間を省く
    カフェで自分でケーキを作るのは大変です。でも、シャトレーゼのケーキを買って提供すれば、その手間がなくなります。
シャトレーゼの心配ごと

シャトレーゼは、このように無断でケーキが提供されることで、自分たちのブランドイメージが損なわれることを心配しています。たとえば、もしそのカフェでケーキが正しく保管されていなかったら、「シャトレーゼのケーキが悪い」という誤解を受けるかもしれません。また、カフェが勝手にケーキの包装を変えて販売していた場合、商標に関する法律違反になる可能性もあります。

法律的な問題は?

このケースでは、ケーキそのものを売っているため、直接的な法律違反には当たらないとされています。しかし、シャトレーゼは品質やブランドを守るため、弁護士と相談しながら対応を進めているようです。

まとめ
  • シャトレーゼの300円〜500円ケーキが、カフェではドリンク付で約1500円で売られていた
  • シャトレーゼはブランドイメージや品質に影響が出ることを心配している
  • 法律的には問題ない、とされているがシャトレーゼは対応を進めている

今回のケースでは、カフェが手軽にシャトレーゼのケーキを使い、しかも「京都で最も美しいカフェ」として宣伝をしていました。
法律的には問題がなさそうですが、あなたはどう思いますか。また、飲食店では自分で調理をせずに、すでにある商品を「レンチン」するだけの店もあります。それとは何が違うのでしょうか。ぜひおうちの方と考えてみてください。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。