オールナイトニッポンから考える:ラジオ番組が作るファンの世界とビジネス

ファンクラブ、SNS、大規模ライブ… メディアの枠超え、湧きあふれるラジオの世界 ニッポン放送 ワイドFM93の日[Sponsored] - 産経ニュース

今年7月に開局70周年を迎えたニッポン放送。その代名詞ともいえるラジオ番組『オールナイトニッポン』は、時代を彩る“旬”のアーティストやお笑い芸人らがパーソナリ…

みなさんはラジオを聴くことがありますか?
私が中学生だったころは、今のように音楽のサブスクサービスもなく、インターネットもなかったので、夜中に受験勉強やテスト勉強をしながらCDを聞いたり、ラジオを聞いたりしていました。今回取り上げる「オールナイトニッポン」だったら橘いづみさんや裕木奈江さんのをよく聞いていました。その他B'zや森高千里さんもレギュラーでラジオ番組を持っており、雑誌やテレビでは知ることができない話を聞くことができるのを楽しみにしていました。

ラジオは、インターネットやテレビとは少しちがって、耳だけで楽しむことができるメディアです。特に、夜中に放送される「オールナイトニッポン」という番組は、お笑い芸人やアーティストが登場して、面白いトークをくり広げます。今回は、人気の「三四郎」と「オードリー」のラジオ番組について、そしてラジオ番組から生まれるビジネスについて考えてみましょう。
(私もオードリーのオールナイトニッポンリスナー ”リトルトゥース”です。)

三四郎、オードリーのオールナイトニッポン

深夜ラジオには、普段とは違う特別な雰囲気があります。その中でも、三四郎とオードリーの『オールナイトニッポン』は、リスナーに強い影響を与えています。まず、三四郎のラジオは、ユーモアと予測不可能なトークでリスナーを引き込みます。まるで友だち同士が夜遅くに秘密の話をしているかのような親近感が特徴です。リスナーからのメールにすぐ反応し、その場でトークがどんどん広がるのも三四郎ならではの魅力です。

一方、オードリーの『オールナイトニッポン』は、20年以上も続いている長寿番組です。オードリーの2人は、テレビで見せるおもしろい一面だけでなく、リスナーと深い話をしたり、時には自分たちの失敗談や思いを素直に語ります。こうしたリアルな姿がリスナーに共感され、長い間支持されている理由の一つです。彼らのラジオは、ただの「おしゃべり」ではなく、リスナーとの交流の場となっています。

ラジオから生まれるビジネス

三四郎やオードリーのラジオ番組は、放送を超えてさまざまなイベントやファンクラブを作っています。たとえば、三四郎の番組には「バチボコプレミアムリスナー」というファンクラブがあります。ファンクラブのメンバーだけが参加できるイベントや、特別なコンテンツ(映像や音声)を楽しむことができるんです。

また、オードリーの番組では、大きなイベントを開催してきました。日本武道館や東京国際フォーラム、そして今年2024年には、なんと東京ドームでイベントが行われました。このイベントには5万人以上が参加し、さらに多くの人がオンラインで視聴しました。ラジオのイベントがこれほど大きなものになるのは、リスナーとパーソナリティが深くつながっているからですね。

Radikoでラジオがもっと身近に!

「Radiko」アプリのおかげで、ラジオは昔よりもずっと簡単に聴けるようになりました。たとえば、「エリアフリー」機能で、全国どこにいても好きな地域のラジオを聴けます。また、「タイムフリー」機能を使うと、放送後1週間以内であれば、好きな時に番組を再生できます。
これにより、深夜の番組でも自分の時間に合わせて楽しむことができます。Radikoの登場で、若い人や今までラジオを聴かなかった人もラジオに興味を持ち、リスナーがどんどん増えています​。

SNSでさらに広がるラジオの楽しみ

ラジオは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ともとても相性が良いメディアです。ラジオを聴きながら、TwitterやInstagramでリアルタイムに感想をシェアする人も多いようです。ラジオを聴くと同時に、SNSでみんながどう思っているのかも知ることができ、さらに楽しさが広がります。これにより、ラジオ番組がもっと話題になり、多くの人が興味を持つようになるのです。

ラジオの未来

これからもラジオは、新しい技術やメディアと一緒に成長していくでしょう。たとえば、企業とラジオ番組がコラボレーション(協力)して、面白い企画を行ったり、新しい商品を紹介することも増えています。企業はラジオ番組を通じて、ファンに自分たちの商品やサービスを紹介できるので、ラジオが新しいビジネスの場になっているのです。

まとめ
  • ラジオは、パーソナリティとリスナーが近くつながることができるメディア
  • ファンクラブやイベントを通じて、ラジオの楽しみ方が広がる
  • SNSでリアルタイムに感想をシェアすることで、ラジオをみんなで楽しめる
  • ラジオは企業とのコラボレーションを通じて、新しいビジネスチャンスを生み出す

ラジオは、ただ聴くだけのメディアではなく、パーソナリティとリスナーが一緒に作り上げる特別な空間です。三四郎やオードリーの『オールナイトニッポン』は、その一体感を最大限に生かし、多くのファンを魅了しています。また、ラジオ番組から広がるファンクラブやイベント、SNSを通じたつながりは、単なる「聴く」体験を超えて、ビジネスチャンスまで生み出しています。

これからもラジオというメディアは、テレビやYouTubeなどとはちがった進化を続け、新しい形で私たちに笑いと楽しさを届けてくれるでしょう。あなたも一度、深夜ラジオの世界に耳を傾けてみませんか?もしかしたら、今まで知らなかった楽しみ方に出会えるかもしれませんよ。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。