テニスウィンブルドン大会:2025年から機械が審判をします

テニスのウィンブルドン選手権が2025年大会から機械判定を全面導入して線審を廃止 - GIGAZINE

テニスの四大大会(グランドスラム)の1つであるイギリスの「ウィンブルドン選手権」で、2025年の大会から線審を廃止して、全面的に機械判定技術を導入することが発表されました。このことは、2024年大会での試験がうまくいったため決定したものだとのことです。

2025年から、世界で有名な「ウィンブルドン選手権」というテニスの大会で、大きな変化が起きます。
今まで、試合のライン(ボールがインかアウトか)の判定は、人間の審判が行っていましたが、これからはすべての判定を機械が行うことになります。この技術は「ホークアイ」と呼ばれ、今までも一部使われていましたが、2025年からは完全に機械だけでライン判定を行います。

なぜ機械が使われるの?

テニスの試合はとても速く進みます。選手たちは強く速いボールを打ち合い、ほんの少しのミスで得点が変わることもあります。そのため、ラインの判定はとても重要です。昔は人間の審判が判断していましたが、時々ミスがありました。これを防ぐために、機械判定が導入されました。
例えば、アメリカの「全米オープン」ではすでにこの技術が使われています。そして今回、ウィンブルドンでも2025年から機械がすべての判定を担当することになったのです。

他のスポーツでも使われている機械判定

機械による判定は、テニスだけでなく他のスポーツでも広がっています。
たとえば、サッカーではゴールが入ったかどうかを正確に判断するために「ゴールラインテクノロジー」が使われています。野球では、ストライクやボールの判定に機械が使われ、試合の正確さが増しています。バスケットボールでも、リプレイ映像を使ってファウルやシュートの判定を確認する技術が使われています。このように、さまざまなスポーツで機械が導入されて、審判の仕事がサポートされるようになってきています。

人間の審判はなくなるの?

機械が正確な判定をしてくれることで、審判のミスは少なくなりますが、人間の審判が全くいらなくなるわけではありません。
例えば、サッカーのファウルやバスケットボールの接触プレーなど、機械では判断しにくい場面もあります。また、選手とのコミュニケーションや、試合全体の進行をスムーズにするためには、人間の審判が必要です。これからも、機械と人間の審判が一緒にスポーツを支えていくでしょう。

まとめ
  • ウィンブルドン選手権は2025年から機械によるライン判定を全面導入
  • 他のスポーツでも機械が使われており、サッカーや野球、バスケットボールなどで活躍している
  • 機械判定は正確だが人間の審判が完全になくなるわけではなく、複雑な場面では引き続き人間の審判が必要

機械が使われることで、スポーツはますます正確で公平になっていますが、それだけではありません。機械はあくまでサポート役であり、スポーツの楽しさは選手の熱いプレーや、観客とのつながりにあります。これから、テクノロジーがどのようにスポーツを変えていくのか、未来のスポーツを想像してみるのも楽しいかもしれません。

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