本はオンラインで買う:でも本屋さんはなくならないでほしい?

書店と図書館「連携すべきだ」73%、割合は若年層ほど高い傾向に…読売世論調査 : 読売新聞

【読売新聞】 読売新聞社の全国世論調査(郵送方式)で、読書活動を推進するために書店と図書館は連携すべきだと「思う」とした人は73%に上り、「思わない」は23%だった。「思う」と答えた人を年代別で見ると、18~39歳が79%、40~5

みなさんの街に、本屋さんがどこにあるかすぐに思い浮かびますか。最近本屋さんに行きましたか?

最近の調査で、多くの人が「本屋さん」と「図書館」が協力して、本の楽しさを広めるべきだと感じていることが分かりました。
特に若い世代である18~39歳の人たちは、本屋さんと図書館が協力して本を届けてくれると良いと思っているようです。そこで、この記事では「なぜ本屋さんと図書館の協力が必要なのか?」そして「どうして本屋さんを利用しない人が増えているのか?」を考えてみましょう。

本屋さんと図書館の連携が必要な理由

読売新聞の調査によると、本をもっと多くの人に読んでもらうために、本屋さんと図書館が協力すべきだと感じている人は73%にも上ります。特に18~39歳の人たちでは79%が賛成しており、若い人たちが地元の本屋さんを応援したいと考えていることが分かります。
最近は、本を読む機会が減り、地域の本屋さんも少なくなっているため、図書館と本屋さんが協力することで、地域の本を読める環境を守ることができると期待されています。

例えば、図書館が地域の本屋さんから本を購入することや、図書館で予約した本を本屋さんで受け取れるようにする仕組みが考えられています。これにより、本屋さんの売り上げが増え、さらに利用者も便利に本を手に入れることができます。また、図書館と本屋さんが一緒にイベントを開くことも、地元の本を楽しむ機会を増やす方法の一つです。

本屋さんが減ることへの心配と支援の必要性

多くの人が「本屋さんがなくなることが心配」と感じており、特に18~39歳の若い世代は、その不安が強いようです。地域にある本屋さんは、ただ本を売るだけでなく、地域の人たちにとっての「本の出会いの場所」として大切な役割を果たしています。本を探しに行って、偶然に面白い本を見つけることができるのは、実際の本屋さんならではの体験です。

このため、国や自治体が本屋さんを支援することに賛成している人も多く、支援の必要性が高まっています。最近では、文部科学省も本屋さんと図書館の協力をサポートすることを決定しており、経済産業省も「本屋さんを守るプロジェクト」を立ち上げ、政策を強化しています。こうした取り組みは、地域の本屋さんが未来にも残り続けるために重要なものです。

本屋さんがなくなるのは困るけど、利用は減っている?

しかし、興味深いことに、「本屋さんが減るのが心配」と答える人が多いにもかかわらず、実際に本屋さんに足を運ぶ人は年々減っています。
例えば、「月に1回以上本屋さんに行く」と答えた人は43%で、前年より減少しています。これは少し矛盾しているようにも見えますが、実際には便利なオンライン書店や電子書籍の普及により、わざわざ本屋さんに行かなくても本を手に入れられるからです。

特に忙しい毎日を送る人々にとっては、クリック一つで本を手に入れることができるオンラインの利便性は大きな魅力です。また、電子書籍も増え、本屋さんで紙の本を買う人が少なくなっています。このように、利便性の追求が本屋さんの利用を減らし、本屋さんの存在を危うくしているのです。

本屋さんの役割と未来

本屋さんは、ただ本を売るだけの場所ではなく、地域の文化や知識の発信地としての役割も担っています。
特にこどもたちや若者が本と出会い、好奇心を広げる場として、本屋さんはとても大切な場所です。家族で本屋さんに行くことで、こどもたちが本の楽しさに触れることもできます。オンラインで買う便利さもありますが、本屋さんで実際に本を手に取ってみる体験は、他では得られない貴重なものです。

まとめ
  • 多くの人が本屋さんと図書館が協力して本を広めることを支持している
  • 本屋さんが文化の発信地として重要な役割を果たしている
  • 本屋さんの減少が心配される一方で、実際の利用は減少
  • オンライン書店や電子書籍の利便性が本屋さんの利用減少につながっている

本屋さんは、ただ本を買う場所ではなく、新しい本との「出会い」の場所でもあります。みなさんも、オンラインで本を買うだけでなく、たまには本屋さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。本屋さんで本を探しているうちに、思いもよらない面白い本を見つけることができるかもしれません。
また、家族や友達と一緒に本屋さんに行って、本について話すことも楽しいですよ。本屋さんを応援することで、私たちの未来の読書の場を守ることにつながります。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。