人手不足で大忙し!人気焼肉チェーン「焼肉きんぐ」で起きている問題?

焼肉きんぐ、料理が注文の50分後に届く、店員を呼んでも来ない…なぜ? | ビジネスジャーナル

「焼肉きんぐ」、「とろろご飯が注文から50分後に届いた」「黒烏龍茶は最後まで来ないままだった」「店員さんを呼んだら20分間誰も来ない」「レジで注文した品が来てないことを伝えたら『大丈夫ですか?』だけ」などといった投稿

みんなは焼肉きんぐに行ったことがありますか?美味しい焼肉が食べ放題で人気のお店ですが、最近「注文してから料理が届くまでに時間がかかる」「店員さんを呼んでも誰も来てくれない」といった声がSNSで増えています。
どうしてこんなことが起こっているのでしょうか?

焼肉きんぐってどんなお店?

焼肉きんぐは、日本中に300以上の店舗を持つ人気の焼肉チェーン店です。たくさんのメニューと食べ放題コースが魅力で、家族連れにとても人気です。例えば、「厚切り上ロース」や「壺漬けドラゴンハラミ」など、美味しいお肉がたくさん楽しめます。また、こども向けのメニューやデザートも揃っていて、家族みんなで楽しめるお店です。
でも、人気がある反面、お店で働く人が足りなくなってきたのか、サービスに問題が出てきている店もあるようです。

SNSでの不満の声

最近、SNSでは焼肉きんぐに対する不満が多く投稿されています。例えば、「とろろご飯が注文してから50分もかかった」「黒烏龍茶が届かなかった」「店員さんを呼んでも20分間誰も来なかった」といった具体的な体験談が増えています。これらの声は、店員さんの不足によるサービスの遅れが原因と考えられます。

人手不足の原因

外食産業全体で人手不足が深刻化しており、焼肉きんぐもその影響を受けているのかもしれません。
外食業界によくある問題として、スタッフが急に休んだり、十分な教育を受けたスタッフが足りなくなったりしています。飲食プロデューサーの江間正和さんは「人手が足りないと、一人ひとりの仕事が増えてしまい、サービスの質が下がる悪循環が起こります」と説明しています。

焼き肉きんぐ ウェブサイトより
店舗運営の課題

さらに、店舗運営にも問題があります。多くのお店では、新しいスタッフが働きながら仕事を覚える「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」が主流ですが、十分な教育時間が取れていません。そのため、サービスの質にばらつきが出て、顧客満足度が下がっています。

これは記事を書いている私の意見ですが、人手不足の対策として、利用できる席を減らすことも考えられます。少ないスタッフでたくさんのお客さんを対応しようとすると、サービスが遅くなり、客からの不満が増えます。売上を重視して顧客の気持ちを悪くすると、長い目で見るとお店の評判が悪くなり、リピーターが減ってしまい、結果的に利益が減るかもしれません。人が少ない日には、席についてもらうお客さんの数を店員さんが対応できる数に調整して、顧客満足を優先するほうが良いのではないでしょうか。
※もちろん、それによって待つ人が増えたりほかの店に行くことも考えられますが、サービスが悪かったりしてお店に悪い印象を持たれるのも「お店の損」だと思います。

人手不足の中での店舗運営策

人手不足の中でお店をうまく運営するためには、いくつかの方法があります。

  • 自動化技術の導入: 注文や支払いを自動化することで、スタッフの負担を減らします。例えば、タブレットで注文するシステムなどです。
  • 柔軟なシフト管理: スタッフが働きやすいシフトを組むことで、長く働いてもらえるようにします。
  • スタッフ教育の効率化: オンラインでの研修やわかりやすいマニュアルを作ることで、短い時間でしっかりと教えることができます。
  • インセンティブの提供: スタッフに対して、頑張った分だけ報酬を増やすなどの仕組みを作ります。
  • 多様な雇用形態の採用: パートタイムやフリーランスのスタッフを採用して、必要な時に人を増やせるようにします。
まとめ
  • 焼肉きんぐのサービス遅延: SNSでの不満報告の増加
  • 人手不足に対する主な要因: 全席稼働がスタッフに負担をかけ、サービス低下を招く
  • 解決策の提案: 席数削減、セルフオーダー導入、スタッフの役割分担

他の飲食チェーン店でも、同じように人手不足によるサービスの遅れが問題となっています。例えば、ファストフード店やカフェチェーンでも、注文から料理が届くまでの時間が長くなるケースが増えており、業界全体での改善が求められています。最近では、AI技術や自動化を導入することで、効率的にお店を運営しようとする動きも見られます。

人手不足は飲食店で特に大きな問題となっています。働いている人たちも、少ない人数でお客さんにサービスをしています。外食するときにお店のスタッフさんに「ありがとう」を伝えると、お店の人たちも頑張れるかもしれませんね。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。