性格診断ブーム:MBTIと16 Personalitiesは違います

【MERY Z世代研究所調査】今、流行りのMBTI診断 Z世代の実施率は30・40代の倍以上!周りの人の診断結果を知っている割合も6割超えという結果に | 株式会社MERYのプレスリリース

株式会社MERYのプレスリリース(2024年10月17日 11時04分)【MERY Z世代研究所調査】今、流行りのMBTI診断 Z世代の実施率は30・40代の倍以上!周りの人の診断結果を知っている割合も6割超えという結果に

最近、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)診断がZ世代の間でとても人気です。この診断は、自分の性格タイプを4つのカテゴリーから見つけるもので、多くのZ世代が試しています。
でも、結果をどう意味づけて使うかには注意が必要です。今回は、MBTI診断がZ世代に与える影響とその使い方をわかりやすく説明します。

MBTI診断とは?

MBTI診断は、外向的か内向的か、感覚型か直感型かなど4つの視点から性格を評価し、16の性格タイプに分類します。この診断はSNSでシェアされることが多く、友達との会話や自己理解のツールとして人気です。多くのZ世代が自分や周りの人のMBTIタイプを知っています。

MBTIが流行した理由には、SNSの影響があります。YouTubeやTikTokでインフルエンサーがMBTIの結果をシェアし、その面白さや自己分析に役立つ点を強調しました。また、MBTIを使ったミーム(ネットで広まる面白い画像や動画)や動画も人気があり、広がりを助けました。

MBTIと16 Personalitiesの違い

最近は「16 Personalities」というテストも人気ですが、MBTIとは異なります。MBTIは心理学者が開発したもので、専門家の指導のもとで行われる信頼性のある診断です。この診断は、長い歴史を持ち、多くの研究によって信頼性が高められてきました。
一方、「16 Personalities」は無料で手軽に受けられますが、MBTIほど正確さは保証されていません。また、16 Personalitiesはインターネットで広く利用されていますが、正式な心理学の研究に基づいていないため、あくまで楽しみとして利用されるべきです。

無料診断サイトの目的

無料診断を提供するサイトの目的は、広告収入を得ることやユーザーデータを集めることです。多くのユーザーを引きつけることで広告の表示回数を増やし、収益を得ています。
また、ユーザーデータを分析し、ターゲティング広告に利用することも目的の一つです。そのため、結果の信頼性が欠けることがあり、あくまで参考程度にするのが良いでしょう。
こうした無料診断は、自己理解のきっかけとしては面白いですが、結果を過信せず、必要に応じて専門家に相談することが大切です。

Z世代がMBTIを好む理由

Z世代がMBTIを好きな理由は、簡単に自分を知ることができ、友達と話すときの話題になるからです。多くの人が診断結果を「自己分析の参考」や「友達と盛り上がる話題」として使っています。でも、性格診断の結果を使って他人を決めつけるとトラブルになることがあります。

性格診断がもたらすリスク

MBTIの結果が原因で、希望する部署に配属されなかったという話もあります。友達との関係が悪くなるケースもあります。性格診断を使って他人を評価すると偏見や誤解が生まれることがあるため注意が必要です。また、「16 Personalities」のような無料診断は正確ではないことがあり、結果を信じすぎるとトラブルにつながることもあります。

MBTIの正しい使い方

MBTI診断は「自分を知るための一つの手段」として使うのが良いです。診断結果は自分の未来や他人との相性を決めるものではありません。自己理解を深めるために、結果を参考にして自分の強みや弱みを見つけることが大切です。また、他人とのコミュニケーションを良くするために使うこともできます。

まとめ
  • MBTI診断はZ世代に人気
  • SNSの影響で広まり、自己理解や友達との話題に使われている
  • 性格診断で他人を決めつけることにはリスクがある
  • 診断結果はあくまで参考にして、自己理解に使うのがよい
  • MBTIと16 Personalitiesはちがっていて、MBTIは専門家のフィードバックがある信頼性の高い診断

あなたもMBTI診断を試したことがありますか?もし結果に違和感を感じたなら、その理由を考えてみるのも面白いかもしれません。
診断結果は一つの情報です。それをどう使い、自分をどう成長させるかが大切です。また他の人のタイプを知ることで、新しい見方を学べるかもしれません。

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