明治大学が歴史ある「山の上ホテル」を再活用!

明治大学が山の上ホテルの歴史的建築物を継承 | 明治大学

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みなさんは、多くの有名な作家たちが利用したことで知られている、「山の上ホテル」を知っていますか?
今年2月に建物の老朽化のため一時的に休業しましたが、明治大学がこのホテルを取得して再び活用する計画を立てました。

山の上ホテルとは?

山の上ホテルは1937年に建てられ、生活に困っている人たちを支援するための講習会や一時的な住居の提供を行っていました。アメリカの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計し、戦時中には旧海軍、戦後はアメリカ陸軍部隊の宿舎としても使われました。1954年から「山の上ホテル」として多くの作家たちに愛されてきました。

ホテルは明治大学の駿河台キャンパスの近くにあり、川端康成はここで「山の音」を執筆し、静かな環境で集中して創作活動を行ったとされています。ホテルの近くには出版社が集まる神保町があり、多くの作家たちが執筆のために泊まったとされています。

明治大学による取得の理由

本日2024年11月15日、明治大学は山の上ホテルの土地と建物を取得したことを発表しました。これは、2031年の創立150周年を記念したプロジェクトの一環です。
大学の歴史的価値を強調し、地域社会とのつながりを深めることを目指しています。また、学生や研究者に特別な環境を提供し、文化的価値を次世代に引き継ぐ狙いもあります。外観を保ちつつ、修理を行い、ホテルとして再び営業する予定です。

さらに、このホテルは学生寮や地域交流の場として活用され、大学と地域のつながりを強める新たなシンボルとなることが期待されています。

山の上ホテルウェブサイトより
山の上ホテルの未来

山の上ホテルは、その歴史的な価値を守りながら、新しい使い方が計画されています。
例えば、学生たちのための文化活動や学習セミナー、地域住民参加の歴史ツアー、特産品マーケットなどが予定されています。これにより、ホテルは「泊まる場所」から「人がつながる場所」へと変わろうとしています。

歴史的建物の再利用

山の上ホテルのように、歴史ある建物を使って新しい価値を生み出すプロジェクトは日本各地で進んでいます。
例えば、京都の古い町家がカフェやゲストハウスとして使われることが増えています。また、奈良では古民家をアートギャラリーや地域のコミュニティスペースに変えるプロジェクトも進んでいます。地域の歴史を守りながら、新しい使い道を見つける取り組みです。

まとめ
  • 山の上ホテルは1937年に建てられ、多くの作家たちに愛された建物。
  • 明治大学が取得し、創立150周年を記念して再活用を計画
  • 学生寮や地域交流の場として利用される予定
  • 歴史的建物を大切にしながら、新しい使い方をするプロジェクトが各地で進んでいる

山の上ホテルのように、歴史ある建物をどう使うかは面白い課題です。
もし皆さんが古い建物を手に入れたら、どんなふうに使ってみたいですか?カフェや図書館にするなど、考えるだけでワクワクしますね!

山の上ホテル HILLTOP HOTEL 御茶ノ水・神保町【公式】

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