豪華客船で日本一周!ジャパネットクルーズの魅力とは?
「ジャパネットクルーズ」10万人が乗船、好調の背景に思わず「なるほど」と感じる理由(1/5 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
ジャパネットグループの旅行事業「ジャパネットクルーズ」が好調だ。2017年に事業を開始して以来、累計利用者数は10万人を突破し、年間売上高は150億円規模に達した。好調の理由は……。
クルーズ旅行の人気が高まっています。なかでも「ジャパネットクルーズ」は2017年のスタート以来、累計10万人以上が乗船し、年間売上は150億円を超える成長を見せています。
では、なぜこれほどまでに注目されているのでしょうか?その背景と魅力、そして市場の動きを詳しく見ていきましょう。
クルーズ旅行の魅力とは?
クルーズ旅行は、移動・宿泊・食事・娯楽がすべてセットになっており、旅の間も快適に過ごせるのが特徴です。特にジャパネットクルーズでは、大型客船「MSCベリッシマ」をまるごとチャーターし、日本一周のツアーを展開しています。
旅行代金にはドリンクやチップも含まれているため、追加料金の心配がなく、安心して参加できます。さらに、寄港地観光のために無料の循環バスが用意されており、自分のペースで街を巡れるのも好評です。
成功のカギはテレビ通販の活用
ジャパネットクルーズが他社と異なるのは、テレビショッピングという販売手段を最大限活用している点です。広告費を抑えつつ、信頼ある通販チャンネルで商品の魅力を伝えることで、効率よく集客できています。
また、全船チャーターや同一商品の大量販売により、仕入れコストを削減し、価格の安定やサービス品質の向上につなげています。このような取り組みにより、「安心して利用できる」と高評価を得ています。
高級クルーズも好調
近年は高級志向の需要にも応えるため、豪華客船を使ったツアーを展開しています。
「シルバー・ムーン」では高価格が壁となりましたが、「バイキング・エデン」では価格を85万円前後に設定することでほぼ完売する結果となりました。価格のバランスが成功のポイントとなっています。
料金設定の特徴と比較
ジャパネットクルーズは、他のクルーズ会社と比べてやや高めの価格設定をしています。たとえば、「MSCベリッシマ」のバルコニー客室での日本一周クルーズは、ジャパネットでは359,800円ですが、他社では約259,800円で提供されることもあります。
ただし、料金には多くのサービスが含まれており、利便性や安心感を重視する層に支持されています。

日本のクルーズ市場の展望
日本のクルーズ市場は今後の成長が期待されています。商船三井や日本郵船は新たなクルーズ船の就航を予定し、東京ディズニーリゾートもクルーズ事業への参入を計画しています。また、国土交通省も利用者の裾野を広げる施策を進めています。
人気の裏にある課題と新たな可能性
クルーズ旅行は高齢者にとって移動の負担が少なく、非常に人気があります。しかし、寄港地での観光が集中しすぎるという課題もあります。その対策として、ジャパネットでは多様なオプショナルツアーを用意し、観光の分散を促しています。
また、リモートワークの普及により、若い世代の関心も高まりつつあります。今後は、仕事と旅行を両立できる新しいスタイルのクルーズが登場するかもしれません。
まとめ
- クルーズ旅行は移動・食事・娯楽が一体で快適
- ジャパネットはテレビ通販の強みを活かした販売戦略で成功
- 高級クルーズも価格調整により需要を獲得
- 日本のクルーズ市場は拡大傾向にあり、新規参入も進む
- 若年層向けの新しいクルーズスタイルの可能性も高まっている
クルーズ旅行は年齢やライフスタイルによって楽しみ方が変わる新しい旅のかたちです。リモートワークができる時代、船上で働きながら旅をする生活も夢ではありません。あなたなら、どんなクルーズの旅に出かけてみたいですか?