投資がもっと身近に?世界を投資と旅行でめぐる『地球の歩き方 オルカン』
株式会社 学研ホールディングスのプレスリリース(2025年8月28日 09時00分)旅するように投資を学ぶ『地球の歩き方 オルカン』が新登場! 話題の投資信託「オルカン」を徹底解剖する新ガイドブック
世界中に投資できる人気の投資信託「オルカン」と、旅行ガイドで有名な『地球の歩き方』がまさかのコラボをしました。投資と旅行という一見関係なさそうな分野を組み合わせた本が、SNSでも大きな話題を呼んでいます。
なぜこんな本が誕生したのか、どんな内容なのかを紹介します。投資や旅行に興味がある人にとって、新しい学びのきっかけになるかもしれません。
投資信託「オルカン」とは
オルカンは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託の愛称です。投資信託とは多くの人から集めたお金をまとめて運用し、世界中の企業に分散して投資する仕組みです。
2025年6月末時点で、オルカンは6兆4,000億円以上の規模があり、投資対象は世界47カ国に広がっています。日本でもNISAを使う人たちに人気があります。
『地球の歩き方』とは
『地球の歩き方』は1979年に始まった旅行ガイドブックで、海外旅行をする人の頼れる情報源として知られています。観光地や交通、食事、治安などを詳しくまとめており、語学が得意でなくても安心して旅行できるようサポートしてきました。
近年はアニメや漫画とのコラボや、東京23区版など新しい挑戦も続けています。
コラボ誕生のきっかけ
2024年6月、オルカンの生みの親である代田秀雄さんが、『地球の歩き方』編集部にメールを送ったことから始まりました。
代田さんは、以前に『ジョジョの奇妙な冒険』とのコラボ版を見て、投資と旅行を結びつける発想を思いつきました。その後、両社が協力し合い、投資家にも旅行好きにも楽しめる新しい本が誕生しました。
本の内容と工夫
この本では、オルカンが投資している各国を、旅行ガイドのように紹介しています。日本の有名企業から始めて、そこから世界の企業を知る流れを作り、読者が親しみやすくなる工夫をしています。
例えば、イタリアでは観光地と一緒にスポーツカーで有名なフェラーリを取り上げています。また、アメリカのシリコンバレーのページでは、農業地帯からIT産業が集まる地域に変化した歴史を紹介しています。
さらに、投資信託を運用するファンドマネジャーの一日を紹介したり、社員のアンケートを載せたりして、投資の裏側を知ることができる仕組みになっています。

長期投資への思い
代田さんは、この本を通して投資家にオルカンをもっと身近に感じてほしいと語っています。投資は短期での利益だけでなく、長期的に続けることが大切です。そのために、投資対象の国や企業を「旅行するように知る」ことで、投資信託への愛着を深めてもらう狙いがあります。
関連ニュース
近年、NISAの拡大によって投資を始める若い世代が増えています。金融庁によると、2024年の新NISA利用者は前年より大きく増加しました。こうした動きの中で、投資を「わかりやすく、楽しく学べる」工夫が求められており、今回の書籍はその一例といえます。

まとめ
- オルカンは世界47カ国に投資できる人気の投資信託
- 『地球の歩き方』は旅行者に愛されるガイドブック
- コラボのきっかけは代田さんのメール
- 各国を旅行ガイド風に紹介し、企業や産業を学べる
- 投資の裏側も知れる工夫が盛り込まれている
- 投資を長く続けてもらう狙いがある
投資は「お金を増やすための仕組み」ですが、今回のように世界を知るきっかけにもなります。例えば、投資先の国の文化や産業を調べると、その国の魅力が見えてきます。みなさんも、旅行ガイドを読む感覚で投資に触れてみると、新しい学びが広がるかもしれません。
家庭でも「もし投資信託で利益が出たら、どんなことに使いたい?」と話し合ってみると、経済やお金の使い方を考えるよいきっかけになります。