【One Health Economy labo #02】 今日の夕飯から考える、わたしたちのOne Health Economy

はじめに

「今日の夕飯、どうしようか。」
一日の終わりに、ほとんどの家庭で必ずと言っていいほど出てくるこの問い。

冷蔵庫の中身、仕事や保育園・学校の予定、今月の家計。
いろんな条件を頭の中で計算しながら、「まあ今日はこれでいっか」とメニューを決めている人も多いはずです。

でもその一皿は、ワタシたちの「健康」だけじゃなく、どこかの生産者の働き方や、動物のいのち、環境への負荷、そして未来の医療費や税金にも、少しだけつながっているかもしれません。

今回は、「今日の夕飯どうする?」という、超・日常の問いから、わたしたちの One Health Economy を、いっしょにのぞいてみましょう。

今日の夕飯、どう決めてる?
ブルさん

ねえベアさん、ピーちゃん。ワタシさ、平日の夕方になると毎回「今日の夕飯どうしよ…」ってなってるんだよね。
正直、「安い・早い・片づけラク」の三拍子がそろってたら、もうそれで合格って感じなんだけど。

ベアさん
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

だからこそ、「完璧な正解を目指す」んじゃなくて、今の暮らしを続けながら、ちょっとだけ視野を広げてみるところから始めてみたいのよね。

「安い」は、誰かのがんばりの上にある?
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ベアさん
  • どこかの国で、かなり厳しい条件で働いている人がいるかもしれないこと。
  • かなり詰め込まれた飼育環境で育てられた動物かもしれないこと。
  • 農薬や化学肥料をたくさん使って、土地や水に負担がかかっているかもしれないこと。
ブルさん
ピーちゃん

もちろん、「安い=すべて悪い」ではないの。
大量生産や物流の工夫で、本当に効率が良くなっているケースもあるし、企業努力で品質と価格を両立している例も少なくないわ。

でも、「安ければ安いほどありがたい」とだけ考えると、
・作る人の健康や働き方
・動物の扱われ方
・土や水や空気の負担
こういったものが見えにくくなってしまうのも事実なのよ。

ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

そうね。
「じゃあ明日から全部高いものを買いましょう」と言いたいわけではなくて、
ときどき立ち止まって、「この安さは、どんな物語の上にあるんだろう?」と想像してみることが、One Health的な第一歩かもしれないわ。

「健康」と「家計」と「環境」、ぜんぶはムリ?
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

そこも、とても大事なポイントね。
わたしたちはスーパーヒーローじゃないから、いつも100点満点の選択をし続ける必要はないの。

たとえば、こんな小さな工夫でもいいかもしれないわ。

  • 大量に買って腐らせてしまうより、「少し少なめに買って、食べ切る」ことを意識してみる。
  • いつもの買い物かごの中で、「今日は一品だけ、地元の野菜にしてみる」。
  • 毎日は無理でも、「週に1回だけは、揚げ物を減らしてみる」。
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

そうそう。
One Health Economy laboで考えたいのは、「理想どおりの正解」を押しつけることではなくて、
自分の暮らしの中で無理なく続けられる、一歩だけ良い選択を一緒に探してみることなのよ。

「今日の一皿」が、未来の健康資本になる?
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

そうね。
一回の夕飯で世の中を劇的に変えることは難しいけれど、「夕飯の選び方のクセ」が、未来の自分や家族、社会の健康資本をつくっていく、という言い方はできると思うわ。

たとえば、

  • 野菜や魚をとる日が少し増えると、生活習慣病のリスクが下がるかもしれない。
  • 食べ残しが減れば、ごみ処理にかかるエネルギーやコストも少し減るかもしれない。
  • 地元の食材を少し多めに買えば、その地域の農家さんやお店が続けやすくなるかもしれない。
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

そうそう。
だから、今日の夕飯を選ぶときに、「これは未来のワタシたちの健康資本への、ちいさな投資かもしれない」と、ほんの少しだけ思い出してもらえたらうれしいわ。

今回のまとめ
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

今日のおしゃべりから見えてきたことを、少しだけ整理してみましょう。

  • 夕飯の「安い・早い・ラク」の裏側には、生産者・動物・環境のストーリーが隠れている。
  • 「健康」「家計」「環境」の全部を完璧に満たす必要はなく、「一部を少し変える」だけでもいい。
  • 今日の一皿は小さくても、「続け方のクセ」が未来の健康資本や社会全体の負担を変えていく。
  • One Health的な夕飯選びは、「理想の押しつけ」ではなく、「ワタシたちなりのバランスを探す小さな実験」から始められる。
次回予告
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

それなら、次回のテーマは「週末のおでかけ先、どこに行く?モールと公園のあいだで」にしましょう。
ショッピングモールと公園、それぞれの良さを味わいながら、わたしたちのOne Healthな週末の過ごし方を、一緒に考えていきたいわね。