【One Health Economy labo #05】 移動のしかたで、わたしたちと地球の“健康”はどれくらい変わる?
はじめに
通勤、保育園や学校の送り迎え、買い物、週末のおでかけ。
毎日のように「どの手段で、どれくらいの距離を移動するか」を、わたしたちはなんとなく選んでいます。
車、電車、自転車、徒歩。
選ぶ手段によって、かかる時間やお金だけでなく、ワタシたちの体力・ストレス・事故リスク、そして地球の元気も、少しずつ変わっていきます。
今回は、「移動のしかた」がつくる One Health Economy を、心と体・環境・お財布の3つの目で、いっしょに見ていきましょう。
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車はラクだけど、ホントに一番おトク?

ねえベアさん、ぴーちゃん。ワタシさ、つい何でも車で行っちゃうタイプなんだよね。
荷物も積めるし、雨でも濡れないし、子どもも乗せやすいし、正直めちゃラクでさ。

ボクも分かります。
特に子ども連れや、郊外に住んでいると、車がない生活はイメージしづらいですよね。

「電車+徒歩で30分」の場所でも、「車なら10分」で行けると聞くと、
つい「じゃあ車で行くか〜」ってなっちゃう。時間はおトクな感じするし。

ただ、「ラクで早い」の裏側で、
・ガソリン代や駐車場代などのコスト
・渋滞のストレス
・排気ガスやCO2の排出
といったものも積み重なっていることは、どこかで気になりませんか。

ああ…ガソリン代はこのところずっと高いし、
駐車場代も入れると、「あれ、今日って移動だけで結構お金使ってる?」ってなる日もあるなあ。

車はたしかに便利で、安全に使えば人の健康を守る手段にもなるわ。
その一方で、
- 交通事故リスク
- 歩く・自転車に乗る機会の減少による運動不足
- 排気ガスやCO2による環境への影響
- ガソリン代・駐車場代・車検・保険など、家計への固定費
も背中に背負うことになるの。
「ラクさ」と引き換えにしているものが何なのかを、
一度立ち止まって眺めてみることが、One Health Economy 的には大事かもしれないわね。
「歩く」「自転車」の健康とお金のインパクト

でもさ、「歩きましょう」「自転車にしましょう」って言われても、正直、疲れてる日は「いやいやムリでしょ」って思っちゃうんだよね。ワタシは特に。

ボクも、荷物が多い日や、雨の日、時間がギリギリの日は、どうしても車や電車を選びがちです。
ただ、歩いたり自転車を使う日が増えると、「体調が少し違うな」と感じることもあります。

たしかに、たまに駅まで歩いた日とかは、「今日はちょっとスッキリしてるかも」って思うこと、なくもないなあ。

歩くことや自転車移動には、
- 心と体の健康:血行が良くなる、ストレス発散、睡眠の質が上がる
- 医療費:生活習慣病のリスクが下がれば、長い目で見て医療費負担の軽減につながる可能性
- 家計:ガソリン代や駐車場代、車の維持費を少し抑えられる
といった、見えにくいプラスの経済効果があるわ。

「ジムに行って運動する」のではなく、「移動そのものを運動にする」と考えると、ボクたちは、時間もお金も二重に使わなくて済む、ということですね。

たしかに、「平日は車移動+夜にジム」より、「少し歩く移動+ジムは月1回」みたいなほうが、時間もお金もヘルシーかも。

もちろん、毎日すべてを歩きや自転車にしなくていいの。
- 「駅までの片道だけ歩いてみる」
- 「近所のスーパーだけ自転車に変えてみる」
そんな小さな変化からでも、健康資本と家計のバランスは少しずつ変わっていくと思うわ。
移動手段がつくる街とビジネス

移動って、ワタシたちの健康とお財布の話だけじゃなくて、街の姿にも影響してるのかな?

たとえば、車移動が前提の街では、郊外の大きな駐車場付き店舗が増えて、駅前の商店街や小さな店が元気を失っていく、という話はよく聞きますね。

あ〜、分かる。
ワタシの地元も、昔は駅前に商店街があったけど、今は郊外の大型店に人が流れて、シャッター増えてきたもんなあ。

移動手段の選び方は、
- どのお店が生き残るか(商店街か大型店か)
- どこに人が集まるか(駅前か、郊外のモールか)
- 自治体がどんなインフラにお金をかけるか(道路拡張か、歩道や自転車レーンか)
にも直結しているの。
たとえば、
- 歩きやすい・自転車で回りやすい街では、小さなお店が点在する「まち歩き」が生まれやすい
- 車前提の街では、「駐車場付きの大きな店」に人もお金も集まりやすい
どちらが良い・悪いではなく、移動手段が街のOne Health Economy を形づくっているのよね。

ボクたちが「どの手段でどこまで行くか」を選ぶことは、
- どこのお店にお金を落とすか
- どんなインフラに税金をかけてほしいか
というメッセージにもなっているのかもしれませんね。

ワタシ、今まで「一番ラクな移動手段」だけ見てたけど、「この移動は、どのお店とどんな街を応援してるんだろう?」って考えると、ちょっと選び方変わるかも。
無理なく続けられる、わたしたちの移動の一歩

でもさ、「車は環境に悪いからNG」「これからは全部自転車で」って言われたら、正直、ワタシは続かない自信があるんだよね。

ボクも、体力や天候、荷物の量、家族構成を考えると、すべてをガラッと変えるのは現実的ではないと思います。

だからこそ、「全部変える」のではなく、「一部だけ変えてみる」という発想が大事になってくるわ。
たとえば、こんな実験はどうかしら。
- 「週に1回だけ、車を使わない日をつくる」
- 「片道だけ、最寄り駅まで歩く/自転車にする」
- 「近所の店に行くときは、あえて徒歩か自転車で行く」
- 「子どもと一駅分だけ歩いてみて、道沿いのお店をのぞいてみる」

あ、それならワタシもできそう。
いきなり全部自転車はムリだけど、「水曜だけ車使わないデー」からなら、ちょっとやってみたいかも。

ボクも、「近所のクリニックやスーパーまでは徒歩にする」など、生活の一部だけでも移動のしかたを変えてみると、気分転換にもなりそうです。

そんな小さな変化でも、
- 自分の健康資本(体力・睡眠・気分)
- 家計(ガソリン・駐車場・車の維持費)
- 街や地球(排気ガス・渋滞・まち歩きのにぎわい)
にとっては、積み重なれば大きな違いになっていくと思うの。
移動のしかたを少しだけ変えてみることは、わたしたちの One Health Economy を、無理のない範囲で少しずつチューニングしていく作業なのかもしれないわね。
今回のまとめ

今日の話で、ワタシ、「移動=めんどくさいもの」くらいにしか思ってなかったのが、ちょっと反省したよ。
車・電車・自転車・徒歩、それぞれがワタシたちの健康とお財布、街の姿に全部つながってるんだね。

ボクも、
- 車はラクで安心だが、事故・環境負荷・費用というリスクもある
- 歩行や自転車は、健康と家計にとって投資になる
- 移動手段の選択が、どのお店・どんな街を応援するかを左右する
という視点が新鮮でした。

今日のおしゃべりから見えてきたことを、少しだけ整理してみましょう。
次に「今日はどうやって行こうかな」と考えたとき、ほんの少しだけ、自分の健康とお財布、そして街や地球の元気も、一緒に思い出してもらえたらうれしいです。
- 移動のしかたは、心と体の健康だけでなく、家計(燃料費・維持費)と環境(排気ガス・CO2)に直結している。
- 歩きや自転車は、「移動」と「運動」を兼ねることで、健康資本と医療費の両方にプラスになりうる。
- 車中心の移動か、歩きや公共交通中心の移動かで、街の店の元気さや、どこに税金を投じるかも変わってくる。
- すべてを変える必要はなく、「週に1日」「片道だけ」など、小さな移動の実験からでも、One Health Economy は動き出す。
次回予告

移動の話をしてたらさ、「どこに向かって移動するか」も気になってきたなあ。
たとえば、会社の働き方とか、仕事のやり方って、ワタシたちの心と体と地球の元気に、どれくらい影響してるんだろう?

ボクも、長時間労働や在宅勤務、出張のあり方など、「はたらき方」そのものがOne Health Economyと深く結びついていると感じています。

それなら、次回のテーマは「わたしたちの『はたらき方』と、心と体と地球の元気の話」にしましょう。
残業・リモート・おやすみの取り方までふくめて、わたしたちのOne Healthな働き方を、一緒に見つめていきたいわね。

