【One Health Economy labo #05】 移動のしかたで、わたしたちと地球の“健康”はどれくらい変わる?

はじめに

通勤、保育園や学校の送り迎え、買い物、週末のおでかけ。
毎日のように「どの手段で、どれくらいの距離を移動するか」を、わたしたちはなんとなく選んでいます。

車、電車、自転車、徒歩。
選ぶ手段によって、かかる時間やお金だけでなく、ワタシたちの体力・ストレス・事故リスク、そして地球の元気も、少しずつ変わっていきます。

今回は、「移動のしかた」がつくる One Health Economy を、心と体・環境・お財布の3つの目で、いっしょに見ていきましょう。

車はラクだけど、ホントに一番おトク?
ブルさん

ねえベアさん、ぴーちゃん。ワタシさ、つい何でも車で行っちゃうタイプなんだよね。
荷物も積めるし、雨でも濡れないし、子どもも乗せやすいし、正直めちゃラクでさ。

ベアさん
ブルさん
ベアさん

・ガソリン代や駐車場代などのコスト
・渋滞のストレス
・排気ガスやCO2の排出

といったものも積み重なっていることは、どこかで気になりませんか。

ブルさん
ピーちゃん

車はたしかに便利で、安全に使えば人の健康を守る手段にもなるわ。
その一方で、

  • 交通事故リスク
  • 歩く・自転車に乗る機会の減少による運動不足
  • 排気ガスやCO2による環境への影響
  • ガソリン代・駐車場代・車検・保険など、家計への固定費

も背中に背負うことになるの。
 「ラクさ」と引き換えにしているものが何なのかを、
一度立ち止まって眺めてみることが、One Health Economy 的には大事かもしれないわね。

「歩く」「自転車」の健康とお金のインパクト
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

歩くことや自転車移動には、

  • 心と体の健康:血行が良くなる、ストレス発散、睡眠の質が上がる
  • 医療費:生活習慣病のリスクが下がれば、長い目で見て医療費負担の軽減につながる可能性
  • 家計:ガソリン代や駐車場代、車の維持費を少し抑えられる

といった、見えにくいプラスの経済効果があるわ。

ベアさん

「ジムに行って運動する」のではなく、「移動そのものを運動にする」と考えると、ボクたちは、時間もお金も二重に使わなくて済む、ということですね。

ブルさん
ピーちゃん

もちろん、毎日すべてを歩きや自転車にしなくていいの。

  • 「駅までの片道だけ歩いてみる」
  • 「近所のスーパーだけ自転車に変えてみる」

そんな小さな変化からでも、健康資本と家計のバランスは少しずつ変わっていくと思うわ。

移動手段がつくる街とビジネス
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

移動手段の選び方は、

  • どのお店が生き残るか(商店街か大型店か)
  • どこに人が集まるか(駅前か、郊外のモールか)
  • 自治体がどんなインフラにお金をかけるか(道路拡張か、歩道や自転車レーンか)

にも直結しているの。
たとえば、

  • 歩きやすい・自転車で回りやすい街では、小さなお店が点在する「まち歩き」が生まれやすい
  • 車前提の街では、「駐車場付きの大きな店」に人もお金も集まりやすい

どちらが良い・悪いではなく、移動手段が街のOne Health Economy を形づくっているのよね。

ベアさん
  • どこのお店にお金を落とすか
  • どんなインフラに税金をかけてほしいか

というメッセージにもなっているのかもしれませんね。

ブルさん
無理なく続けられる、わたしたちの移動の一歩
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

だからこそ、「全部変える」のではなく、「一部だけ変えてみる」という発想が大事になってくるわ。

たとえば、こんな実験はどうかしら。

  • 「週に1回だけ、車を使わない日をつくる」
  • 「片道だけ、最寄り駅まで歩く/自転車にする」
  • 「近所の店に行くときは、あえて徒歩か自転車で行く」
  • 「子どもと一駅分だけ歩いてみて、道沿いのお店をのぞいてみる」
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

そんな小さな変化でも、

  • 自分の健康資本(体力・睡眠・気分)
  • 家計(ガソリン・駐車場・車の維持費)
  • 街や地球(排気ガス・渋滞・まち歩きのにぎわい)

にとっては、積み重なれば大きな違いになっていくと思うの。

移動のしかたを少しだけ変えてみることは、わたしたちの One Health Economy を、無理のない範囲で少しずつチューニングしていく作業なのかもしれないわね。

今回のまとめ
ブルさん
ベアさん
  • 車はラクで安心だが、事故・環境負荷・費用というリスクもある
  • 歩行や自転車は、健康と家計にとって投資になる
  • 移動手段の選択が、どのお店・どんな街を応援するかを左右する

という視点が新鮮でした。

ピーちゃん

今日のおしゃべりから見えてきたことを、少しだけ整理してみましょう。
次に「今日はどうやって行こうかな」と考えたとき、ほんの少しだけ、自分の健康とお財布、そして街や地球の元気も、一緒に思い出してもらえたらうれしいです。

  • 移動のしかたは、心と体の健康だけでなく、家計(燃料費・維持費)と環境(排気ガス・CO2)に直結している。
  • 歩きや自転車は、「移動」と「運動」を兼ねることで、健康資本と医療費の両方にプラスになりうる。
  • 車中心の移動か、歩きや公共交通中心の移動かで、街の店の元気さや、どこに税金を投じるかも変わってくる。
  • すべてを変える必要はなく、「週に1日」「片道だけ」など、小さな移動の実験からでも、One Health Economy は動き出す。
次回予告
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

それなら、次回のテーマは「わたしたちの『はたらき方』と、心と体と地球の元気の話」にしましょう。
残業・リモート・おやすみの取り方までふくめて、わたしたちのOne Healthな働き方を、一緒に見つめていきたいわね。