行動経済学を学んだひとたちの給料がすごい
「初年度の年収は最低でも1500万円」今、年収が爆上がりしている人材が学生時代に学んだ学問 | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) | “女性リーダーをつくる”
※本稿は、相良奈美香『行動経済学が最強の学問である』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。私はアメリカで「行動経済学博士」を修め、現在、「行動経済学コンサルタント」として、アメリカやヨーロ…
みなさんは「行動経済学」という学問を聞いたことがありますか?
少し難しそうに感じるかもしれませんが、実はとっても身近なものです。この学問をアメリカで学ぶと、初年度の年収が1500万円を超えることもあると言われています。今回は、行動経済学がどんな学問なのか、そしてなぜこんなに注目されているのかを見てみましょう。
行動経済学ってなに?
行動経済学は、私たちが物を買うときや選ぶときに、どんなふうに考えるかを研究する学問です。たとえば、あなたが友だちとおやつを選ぶときに、たくさんの種類がありすぎて迷ってしまうことはありませんか?これは「選択肢が多すぎると迷う」という現象で、行動経済学でよく研究されていることなんです。
このように、行動経済学では、人がどのようにお金を使うかや、どうしてその選択をしたのかを詳しく調べます。普通の経済学は「人はいつも正しい判断をする」と考えますが、行動経済学は「実は人はいつも正しい判断をするわけではない」と考えます。
行動経済学をビジネスに活かす
大きな会社では、この行動経済学を使って商品やサービスを作っています。たとえば、動画配信サービスのネットフリックスでは、たくさんの映画やドラマの中から「あなたにおすすめの作品」を教えてくれる機能がありますよね。これは、行動経済学を使って、たくさんの中から選びやすくするための仕組みです。
また、スターバックスでは「スター」というポイントを集める仕組みがあります。これも、ポイントが貯まると何かいいことがあるという期待感をうまく利用して、みんながもっとたくさんスターバックスに行くようにしています。
アメリカでの行動経済学の人気
アメリカでは行動経済学を専攻した学生たちが、グーグルやFAANGなどの大手企業に就職しています。
※FAANG: アメリカのテクノロジー企業であるFacebook、Apple、Amazon、Netflix、Googleの頭文字をとったものです。これらの企業は、世界中で最も価値の高い企業の一つとされており、テクノロジー業界において大きな影響力を持っています。求人情報も急激に増えており、1年間で稼ぐお金(年収)も1年目で最低1,500万円という高額なものになっています。
これは、彼らがビジネスにとってとても重要な知識を持っているからです。人々がどんなふうに商品を選んだり、サービスを利用するのかを理解することで、企業はもっと多くの人に使ってもらえるような商品やサービスを作れるのです。
行動経済学を学ぶと何ができる?
行動経済学を学ぶと、ビジネスの世界だけでなく、日常生活でも役立ちます。たとえば、どんな商品を買うべきか迷ったとき、自分がどうして迷っているのかを知ることで、より賢い選択ができるかもしれません。企業の戦略に気づくことで、必要以上に物を買わずに済むこともあるでしょう。
まとめ
- 行動経済学は、私たちの選択やお金の使い方を研究する学問
- ネットフリックスやスターバックスなどの大企業は、この学問を使ってビジネスを成功させている
- アメリカでは、行動経済学を学んだ人の初年度年収が1500万円を超えることもある
- 行動経済学を学ぶと、ビジネスだけでなく、日常生活でも賢い選択ができるようになる
もし、行動経済学についてもっと知りたいと思ったら、家族や友だちと買い物をする時に「どうしてこの商品を選んだの?」と聞いてみてください。きっと、普段の買い物や選択の中に、たくさんのヒントが隠れていることに気づくはずです。お店やサービスがどんな工夫をして、みんなに選ばれるようにしているのかを考えるのも楽しいですね。
AIやインターネット技術が発達し続ける中でも、ひとのこころというものはいつの時代でも世界や経済を動かします。行動経済学について学んでみると、将来のやりたいことや仕事に活かせるのではないでしょうか。