「物価の優等生」仇に 豆腐屋の倒産急増、過去最多ペース 大豆価格の上昇直撃、5年間で2倍に急騰 電気代も響く | 株式会社帝国データバンクのプレスリリース

株式会社帝国データバンクのプレスリリース(2023年6月11日 07時00分)「物価の優等生」仇に 豆腐屋の倒産急増、過去最多ペース 大豆価格の上昇直撃、5年間で2倍に急騰 …

みそ汁、すきやき、麻婆豆腐… とうふはいろいろな料理に使われますね。

卵、もやし、とうふ。
この3つは「物価の優等生」として知られています。他のモノが値上がりしても、これらは昔の値段とほとんど変わらないからです。

ですが、最近とうふ屋さんの倒産(会社がつぶれること)が増えているのです。1月から5月で8件。これは今までで最悪のペースです。

帝国データバンク プレスリリースより

とうふ屋さんが倒産している理由を調べた結果、とうふの原料である大豆の値段が高くなって、とうふを作るのにお金が今までよりもかかるようになっていることがわかりました。

大豆の値段が2倍になったため、とうふ1つを作るのにかかるお金も増えたのです。
それに加えて、電気代や運送費(運ぶのにかかるお金)も上がっているので、とうふ屋さんはもうけることがむずかしくなっているのです。

とうふの値段は昔からほとんど変わっていないので、値段を上げることもできず(上げると売れなくなってしまう)、たくさんの人に売れる場所も限られているので、特に地域のとうふ屋さんが困っています。

今後は食品の値段が上がることが予想されますが、とうふの値段を上げても買ってもらえるよう、私たち消費者の理解が必要になります。