アメリカでは今、預金利息がすごい!

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-09/RZ3JSVT0G1KW01

アメリカのお金に関する話です。

アメリカでは今、銀行でお金を預けると高い利息がつくようになってきました。例えば、ゴールドマン・サックス・グループの「マーカス」という預金サービスでは、過去最高の4.3%に引き上げました。日本では0.001%から0.007%くらいなので、この利率がとても高いのがわかりますね。

100万円を1年間預けた場合、4.3% → 43,000円 | 0.001% → 10円

高金利の秘密

アメリカでは最近、金利がどんどん上がっています。これは、アメリカの金融当局が利上げをしたからです。アメリカでは、この「金利引き上げ(お金を借りたり預けたりするときに付く利息の%を上げる)」を昨年から進めてきました。
新型コロナウイルスが流行してから、国民の生活を助けるために金利(借りたり預けたりするときにつく利息のパーセント)を下げていました。そのおかげで、お金を預けても利息がほとんど付かない代わりに、お金を借りても利息がほとんど付かないほど安い状態が続いていました。だから、たくさんの人が低い利息で家を買ったり、借りたりしていました。でも最近は、モノの値段があがる「インフレ」をおさえるために、金利をどんどん上げてきました。
その結果、ゴールドマン・サックスだけでなく、バークレイズやキャピタル・ワンといった銀行も高い金利を提供するようになりました。

家を買うのが難しくなった?

新型コロナウイルスの影響で、家を買うためのお金の金利がとても低かった時期がありました。このとき、多くの人が安い金利でお金を借りることができました。でも、今は金利が上がってしまったので、家を買うためのお金を借りるのが難しくなっています。実際に、30年固定の住宅ローン金利は7%近くになっています。

貯金するなら今!

高い金利は、お金を貯めたい人にとっては良いニュースです。ゴールドマン・サックスの「マーカス」やバークレイズ、キャピタル・ワンが提供する高利回り貯蓄預金口座は、お金を増やすための良い方法です。これらの口座は、アメリカの中央銀行である連邦準備制度の政策金利に影響されていて、今後も変動する可能性があります。
日本に住んでいても、外貨預金という海外のお金で預金ができるやり方もあります。

まとめ
  • アメリカでは貯蓄預金口座の金利が高くなっている。
  • これは金融当局が利上げをしたから。
  • 高金利の貯金口座を利用するとお金が増えやすい。
  • 家を買うための金利は上がっていて、借りるのが難しくなっている。

アメリカの金利が高くなっているのに、日本はいまだに低いままです。そうすると世界の人たちは円よりアメリカドルのほうがお得(利息がたくさんつく)なので、アメリカドルをたくさん買います。今でも円安なのに、これからもっと円安が進む可能性があります。

円安がすすむと、日本で売られる商品の値段がもっと上がってしまうかもしれません。

お金を貯める方法や、金利がどうやってお金を増やすかをおうちの人とも話してみませんか。銀行口座や貯金の大切さを知ることで、お金の管理が上手になりますよ。