【One Health Economy labo #04】 動物と一緒に生きるって、どんなOne Healthになるんだろう?

はじめに

ペットとして一緒に暮らす犬や猫。
公園で見かける野良猫やカラス。
スーパーに並ぶ肉や卵、牛乳の向こう側にいる、たくさんの家畜たち。

わたしたちは、飼っていてもいなくても、いろいろな形で「動物」と関わりながら暮らしています。その関わり方は、人の心と体の健康だけでなく、動物のいのちのあり方や、環境、そして経済にもつながっています。

今回は、「動物と一緒に生きるって、どんなOne Healthになるんだろう?」という問いを、ペット・野良動物・畜産・お金の流れもふくめて、いっしょにたどってみましょう。

ペットは家族?それとも「かわいい出費」?
ブルさん

ねえベアさん、ぴーちゃん。ワタシさ、犬とか猫の動画見るの大好きなんだよね。
正直、一度は「ワタシも犬飼いたい〜!」って本気で思ったことある。

ベアさん
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん
  • 心の健康:癒やし・孤独感の軽減
  • 体の健康:散歩や外出が増える
  • 経済:ペット関連のビジネスを支える消費

一方で、「なんとなく飼って、あとで手放してしまう」ケースが増えると、保護施設や自治体の負担が増え、税金や寄付の使われ方にも影響してしまうわ。

ベアさん
ブルさん
野良猫やカラス、街で出会う動物との距離感
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

そうね。街で出会う動物との距離感は、

  • 感染症(フンや咬まれ傷など)
  • 衛生(ゴミ・におい)
  • 安全(交通事故・攻撃)
  • 心の健康(癒やし・恐怖・イライラ)

みたいなものとつながっているの。

それに、野良猫やカラスの問題には、「誰がどこまでお金と手間をかけて対策するか」という、街のOne Health Economy の問題も潜んでいるわ。

ベアさん
  • ごみステーションのネットやボックスの整備費用
  • 地域猫の不妊去勢手術にかける費用
  • 住民説明会やルールづくりに使う人件費

などですね。

ブルさん
ピーちゃん

そうなの。
街で出会う動物との距離の取り方は、「優しさ」だけではなく、人の健康・動物の福祉・環境・お金のバランスをどうとるか、というOne Health Economyのテーマでもあるのよ。

お肉や卵の向こう側にいる動物たち
ブルさん
ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

全部を急に変える必要はないわ。
でも、「お肉や卵の向こう側に、どんな動物とどんな人たちがいるのか」を、少し想像してみることはできるはずよ。

たとえば、

  • ときどき産地や飼育方法をラベルで確認してみる
  • 少し値段は上がるけれど、環境や動物福祉に配慮した商品を、月に一度だけ選んでみる
  • 食べ残しを減らすことで、「いただいたいのち」を無駄にしない

こうした小さな選択も、One Health Economy の一部なの。

ベアさん
ブルさん
ピーちゃん

ええ。「全部やめる」よりも、「少しだけ方向を変える」ほうが、現実的で続けやすいし、経済的にもムリが少ないと思うの。

動物と一緒に生きる、わたしたちのOne Health Economy
ブルさん
ベアさん
  • 経済(ペット産業・畜産・自治体予算)
  • 心の健康(癒やし・安心・ストレス)
  • 体の健康(運動・感染症・食生活)
  • 環境(ゴミ・気候・生態系)

と密接に結びついていることも、見えてきましたね。

ブルさん
ピーちゃん

動物と一緒に生きるということは、
人の健康・動物の福祉・環境・お金の流れを、一緒にデザインしていくことでもあるの。

いきなり完璧にする必要はないけれど、

  • ペットを迎える前に、「時間・お金・責任」を一度立ち止まって考える
  • 街で出会う動物への関わり方を、地域のルールもふまえて話し合う
  • お肉や卵を選ぶとき、「たまにだけ」裏側を意識してみる

そんな小さな実験から、わたしたちの One Health Economy が少しずつ変わっていくのかもしれないわ。

今回のまとめ
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

今日のおしゃべりから見えてきたことを、少しだけ整理してみましょう。
次に動物の動画を見て「かわいい!」と思ったときや、スーパーでお肉を手に取ったときに、今日の対話を、少しだけ思い出してもらえたらうれしいです。

  • ペットとの暮らしは、心の健康だけでなく、長期的な時間とお金の負担、街の保護・行政コストともつながっている。
  • 野良猫やカラスなど、街の動物との距離感は、人の衛生・安全と、自治体の対策費用・地域の関係性に影響する。
  • お肉や卵の選び方・食べ方は、動物の飼育環境や農家の経営、環境負荷に対する「経済的なメッセージ」でもある。
  • 動物と一緒に生きるとは、人・動物・環境とお金のバランスを、自分なりに探していく One Health Economy の実験でもある。
次回予告
ブルさん
ベアさん
ピーちゃん

それなら、次回のテーマは「移動のしかたで、わたしたちと地球の“健康”はどれくらい変わる?」にしましょう。
車・電車・自転車・徒歩、それぞれの良さと負担を見比べながら、わたしたちの One Health な移動のしかたを、一緒に考えていきたいわね。