【One Health Economy labo #07】 わたしたちの「はたらき方」と、心と体と地球の健康の話
はじめに
リモートワーク、出社、長時間労働、休日出勤、出張や出張なし。
同じ「仕事」でも、どんなはたらき方をしているかによって、心と体の状態も、家族との時間も、通勤にかかるお金や環境への負荷も、大きく変わってきます。
今回は、「ワタシたちのはたらき方」がつくる One Health Economy を、
自分と家族の健康、会社や家計、そして地球の元気という視点から、いっしょに見ていきましょう。
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がんばりすぎてない?ワタシたちの毎日

ねえベアさん、ぴーちゃん。ワタシさ、「忙しいのが当たり前」みたいな働き方をずっとしてきたんだよね。
残業してると「ワタシ仕事してる!」って感じがして、ちょっと誇らしかったりもしてさ。

ボクも、残業や休日対応を「頑張っている証拠」と感じていた時期がありました。
ただ、続けていると、だんだん疲れが抜けなくなってきて、心や体に影響が出てきますね。

ここ数年で、「あれ、前ほど回復しないな…」って思うこと増えたかも。
休日も、寝て終わっちゃう日が増えて、家族との時間も、なんか「あっという間に終わった」って感じでさ。

長時間労働や、不規則な勤務が続くと、
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- イライラや不安の増加
などが積み重なり、生活習慣病やメンタル不調のリスクも高まると言われています。

そうね。
はたらき方は、単に「何時間働くか」だけでなく、心と体の健康資本をどう使っているか・どう貯めているかに関わってくるの。。
仕事に全力を注ぐこと自体は悪いことではないけれど、「いつも全力疾走」だと、健康資本の残高がどんどん減ってしまうわ。
リモートワークは、天国?それとも…?

コロナ以降、「リモート最高!」っていう声もあるけどさ。
ワタシも在宅勤務の日は、通勤時間がゼロになって、すごくラクだなって感じるんだよね。

ボクも、通勤電車に乗らなくていい日は、ストレスがかなり減ります。
ただ一方で、「一日中ほとんど歩かない」「人としゃべらない」日も増えました。

わかる。ワタシも気づいたら「朝から晩まで、机と椅子からほぼ動いてない」みたいな日があって、体はラクなはずなのに、逆にどっと疲れたりするんだよね。

リモートワークには、
- 通勤時間・交通費の削減
- 柔軟な働き方がしやすい
- 車や電車の利用が減ることで、環境負荷の軽減
などのメリットがある一方で、
- 運動不足
- 孤立感・オンオフの切り替えの難しさ
- 家族との距離が近すぎることでのストレス
といった課題もあるわ。

つまり、「リモート=良い」「出社=悪い」という単純な話ではなくて、どちらにも健康・家計・環境にとってのプラスとマイナスがあるということですね。

ワタシたちのはたらき方が、
- 自分の健康資本
- 交通費や通勤時間というコスト
- 通勤に使うエネルギーやCO2
に全部つながってるって考えると、「どのバランスが自分に合うか」が大事な気がしてきたな。

はたらき方の選択は、「どこで・どのくらい働くか」だけでなく、「どんな元気を残して一日を終えたいか」の選択でもあるのよね。
はたらき方がつくる、会社と地球のOne Health Economy

はたらき方って、自分と家族の話だけじゃなくて、会社や地球にも関係してるのかな?

たとえば、「長時間労働が当たり前」の会社だと、
- 医療費やメンタルケアのコストが増える
- 人が辞めやすくなり、採用・育成コストがかさむ
- ミスや事故が増えて、ブランドや信頼にも影響する
といった話がありますね。

なるほど。
「がんばって残業している社員」って、一見会社にとってありがたい存在だけど、長期的に見ると、会社のお財布にもダメージが出てくる可能性があるんだね。

そうなの。
健康経営という考え方では、従業員の健康はコストではなく、会社の健康資本であり、生産性やイノベーションの源泉だ、と考えるのよ。
そして、はたらき方は、環境にも影響するわ。
- 毎日の長距離通勤・出張が多い会社
- リモートやオンライン会議をうまく活用して移動を減らしている会社
同じ売上でも、使っているエネルギー量やCO2排出量は、大きく変わってくるの。

つまり、会社のはたらき方の設計は、
- 従業員の心と体の健康
- 会社の医療費・採用・生産性といった経済
- 地球の環境負荷
という、One Health Economy を同時に動かしているわけですね。

ワタシたちの「働き方のルール」が、どんな会社とどんな地球を「当たり前」にするかを決めてるって考えると、これも結構大きなテーマだなあ…。
無理なく続けられる、ワタシたちのOne Healthな働き方

でもさ、「もっと健康的な働き方にしましょう」って言うだけなら簡単だけど、現場では「そんな余裕ないです」って声も多いよね。
ワタシも何度も言いそうになったし。

ボクも、いきなり「残業ゼロ」「完全リモート」とかは現実的ではないと感じます。
仕事の内容や職種によって、できることとできないことも違いますし。

だからこそ、「全部変える」のではなく、「できる範囲で少し変えてみる」ことが大事になってくるわ。
たとえば、こんな一歩が考えられるかもしれないわね。
- 個人レベル
- 「この時間以降は原則メールを見ない」マイルールを決める
- 1日1回だけでも、エレベーターではなく階段を使う
- 昼休みに5〜10分だけ外を歩いて日光を浴びる
- チーム・会社レベル
- 定例会議の一部をオンライン化して、移動時間と交通費を減らす
- 「定時に帰る日」を週1日だけでも設定してみる
- 残業時間や有休取得率を、ちゃんと数字として見える化する

どれも、「明日から全部変えましょう」ではなく、「試してみて良さそうなら続ける」くらいの感覚ですね。
それなら、ボクにもできそうです。

ワタシも、「ワタシが全部抱え込む」のをやめて、チームに早めに相談するとか、「今日は定時で帰る」って宣言してみるとか、ちょっとずつ試してみたいな。

はたらき方の変化は、一人では難しくても、小さな工夫を共有していくことで、少しずつ組織の空気も変わっていくものよ。
自分と家族、会社と地球、ぜんぶを一気に救う完璧な働き方は見つからないかもしれない。
でも、「昨日より少しだけOne Healthな働き方」なら、きっと見つけていけるはずだと思うの。
今回のまとめ

今日の話で、ワタシ、「がんばってるワタシ、えらい!」って思ってた働き方が、長い目で見ると、自分の健康資本も会社の元気も削ってたかもしれないって気づいたよ。

ボクも、はたらき方は、
- 心と体の健康
- 会社の生産性やコスト
- 通勤や出張による環境負荷
の全部に関わっている、というOne Health Economyの視点を持てました。

今日のおしゃべりから見えてきたことを、少しだけ整理してみましょう。
明日の仕事に向かうとき、「今日のワタシは、どんな元気を残して一日を終えたいかな?」と、ほんの少しだけ問いかけてみてもらえたらうれしいです。
- はたらき方は、「何時間働くか」だけでなく、心と体の健康資本の使い方・貯め方に直結している。
- 長時間労働や無理な働き方は、個人だけでなく、会社の医療費・採用コスト・生産性にも影響する。
- リモート/出社、通勤・出張の有無は、家計や時間だけでなく、地球の環境負荷も左右する。
- すべてを理想どおりに変えなくても、「週1日の定時退社」や「移動のオンライン化」など、小さな実験からOne Healthな働き方を育てていける。
次回予告

「はたらき方」の話をしてたらさ、今度は「わたしたちの“街”はどんなふうにはたらいてるんだろう?」って気になってきたよ。
毎日払ってる税金とか、何気なくしてるお買い物が、街のどこでどんな仕事やサービスを支えてるのか、とかさ。

ボクも、自分の給料や買い物のお金が、ぐるっと回って誰のどんな暮らしにつながっているのかを考えてみたくなりました。
学校や病院、図書館みたいな「当たり前の風景」も、お金の流れで成り立っているんですよね。

それなら、次回のテーマは「わたしたちの街のお金の使いみちを見てみよう」にしましょう。
一人ひとりのお金と、街のサービスや仕事とのつながりを、一緒にたどっていきたいわね。

