【One Health Economy labo #08】 わたしたちの街のお金の使いみちを見てみよう
はじめに
「道路がボコボコしてきたな」「公園の遊具、ちょっと古くなってない?」「動物に関する取り組み、ニュースで見たけど、ウチの街はどうなんだろう」。
暮らしていると、ときどきそんなことを感じる瞬間があります。
こうした「街の様子」の裏には、必ずお金の使いみち=予算があります。
どこにどれだけお金を使うかで、人の健康、動物との関わり、環境、防災のレベルも変わってきます。
今回は、「わたしたちの街のお金の使いみち」をのぞきながら、街レベルの One Health Economy をいっしょに考えてみましょう。
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街のお金って、どこから来てどこへ行く?

ねえベアさん、ぴーちゃん。ワタシさ、「税金高いな〜」って文句は言うくせに、正直、そのお金がどこにどれくらい使われてるか、あんまりちゃんと見たことないんだよね。

ボクもです。
「医療」「福祉」「教育」「道路」「公園」「ごみ処理」「動物愛護」「環境対策」「防災」など、ざっくりした項目は見かけますが、自分の暮らしとのつながりまでは、しっかりイメージできていません。

「なんか役所の人が決めてるやつ」くらいの感覚だったかも。
でも、よく考えたら、ワタシたちが払った税金が、その元になってるんだよね。

ざっくり言うと、街のお金は、
- 住民や企業が払う税金
- 国や県からもらうお金(補助金など)
- 使用料や手数料(公共施設の利用料など)
から集まって、それを - 医療・福祉
- 子育て・教育
- 公園・道路・上下水道などのインフラ
- ごみ処理・環境対策
- 動物愛護・保健所
- 防災・消防
といった分野に配分しているの。

つまり、ボクたちの「税金」は、病院・学校・保育園・公園・道路・水・ごみ収集・防災…といった、「当たり前にある」と思っているものを支えている、ということですね。

「街のお財布」って考えると、ちょっと急にリアルになってきたなあ。
公園・動物・環境にかけるお金

街のお金って聞くと、まずは医療とか福祉とかが思い浮かぶけど、公園とか動物とか環境って、どれくらいの優先順位なんだろうね。

ボクのイメージでは、
- 医療・介護・子育て支援 → すごく大事・削りにくい
- 公園・動物愛護・環境 → 「余裕があればやりたいけど、真っ先に増やしにくい」
という順番になりがちな気がします。

でもさ、公園がしっかり整備されてて、子どもが遊びやすくて、大人も散歩しやすかったら、健康づくりにもなるし、気分転換にもなるし、医療費だって長い目で見たら減るかもしれないよね。

ボクのイメージでは、
- 医療・介護・子育て支援 → すごく大事・削りにくい
- 公園・動物愛護・環境 → 「余裕があればやりたいけど、真っ先に増やしにくい」
という順番になりがちな気がします。

でもさ、公園がしっかり整備されてて、子どもが遊びやすくて、大人も散歩しやすかったら、健康づくりにもなるし、気分転換にもなるし、医療費だって長い目で見たら減るかもしれないよね。

動物愛護や狂犬病予防、野良猫の不妊去勢、野生動物との距離の取り方などにお金をかけることも、人の安全や衛生、感染症対策にとって重要ですね。

それに、
- 河川や海や森をきれいに保つ
- 気候変動対策や再エネへの投資を進める
といった環境の取り組みも、洪水や熱中症リスクを減らしたり、長期的な健康資本を守ったりすることにつながるの。
だから、公園・動物・環境への予算は、「余裕があったらやる贅沢」ではなく、人の健康・動物の健康・環境の健全さを一緒に守るための投資=One Health Economyの支出なのよね。

なるほど。
「公園にお金かけるくらいなら、医療や福祉に回してよ」って考えちゃいそうだけど、よく考えると、公園や環境に投資すること自体が、将来の医療や福祉を支える健康資本になるってことか。
わたしたちの声は、街のお金に届く?

でもさ、街のお金の配分って、ワタシたちからは見えにくいし、変えられない感じがしちゃうんだよね。
「偉い人たちが決めてるんでしょ?」っていうか。

たしかに、予算は首長や議会が決めますが、その前には、自治体の計画づくりやパブリックコメント(意見募集)、アンケート、住民説明会などがありますね。

パブリックコメントか…正直、一度も出したことないや。
「どうせ何も変わらないでしょ」って思ってたかも。

たしかに一人の意見だけで大きく変わることは少ないけれど、
- 同じような意見がたくさん集まる
- 特定のテーマに対する関心の高さが見える
ことで、職員や議員が「ここにはお金をかけるべきだ」と考え直すきっかけになることもあるわ。
それに、
- 街のワンヘルス関連のイベントや説明会に参加してみる
- ローカルメディアやSNSで、いい取り組みを広める
- 選挙で「こういう分野にお金を使ってほしい」と考えている人を選ぶ
こうした行動も、街のお金の使いみちに対する「意思表示」になるの。

つまり、ボクたちの声や選択が、時間をかけて「街の予算のかけ方」にも反映されていく可能性がある、ということですね。

「どうせ変わらない」ってあきらめずに、せめて「ここ大事じゃない?」っていうサインを、ちょっとずつ出していくのはアリかもなあ。
街のお金のことを、自分ごとにしてみる

今日の話を聞いてるとさ、「街のお金」って、ワタシたちが払った税金が集まった「みんなの財布」なんだなって、改めて感じたよ。

そして、その財布の中身を、
- 医療や福祉
- 子どもや教育
- 公園や動物や環境
- 防災やインフラ
などにどう振り分けるかで、街全体のOne Health Economy が決まっていくわけですね。

ワタシたちが「どんな街で暮らしたいか」を考えるってことは、「この財布をどんなふうに使ってほしいか」を考えるってことでもあるのか。

たとえば、こんな問いかけを、自分の中でしてみてもいいかもしれないわ。
- 公園や図書館、動物に関する施設は、この街にどれくらい必要だろう?
- 高齢者・子ども・動物・環境、どの分野に、もう少しお金が回ったらうれしい?
- 10年後・20年後の自分や子どもにとって、「残っていてほしい街の風景」は何だろう?
街のお金の使いみちを自分ごととして考えることは、自分たちのOne Health Economyを、地域単位でデザインすることでもあるの。

ワタシも、「税金高いな〜」って文句だけ言うんじゃなくて、「そのお金で何を守ってほしいか」を、もうちょっと言葉にしてみようかなって思ったよ。
今回のまとめ

今日の話を聞いて、ワタシ、「街のお金=どこか遠くの話」って思ってたけど、実はワタシたちの毎日の安心や、子どもの遊び場、動物との付き合い方、災害時の安全まで全部つながってるんだなって分かったよ。

ボクも、
- 税金は「街のOne Healthを支えるお財布」
- 公園・動物・環境への予算も、長期的な健康資本への投資
- 住民の声や選択が、少しずつ予算の方向性にも影響を与える
という視点を持てました。

今日のおしゃべりから見えてきたことを、少しだけ整理してみましょう。
街にある公園や道、動物に関する取り組みを見かけたとき、「ここには、どんなお金とどんな思いが込められているんだろう?」と、少しだけ想像してもらえたらうれしいです。
- 街のお金は、医療・福祉・子育て・公園・動物・環境・防災など、わたしたちの健康資本を支える分野に配分されている。
- 公園や動物愛護、環境への支出は、「余裕があるときの贅沢」ではなく、人・動物・環境を一緒に守るためのOne Healthな投資。
- 住民の意見や行動(パブリックコメント、イベント参加、選挙など)は、時間をかけて街のお金の使いみちに影響を与えうる。
- 「どんな街で暮らしたいか」を考えることは、「街のOne Health Economy をどう育てたいか」を考えることでもある。
次回予告

街のお金の流れを見ていたらさ、「ワタシたちの税金やお買い物って、いったい街のどんな“元気”を支えてるんだろう?」って気になってきたよ。
……あと、こうやってお金の話をしていると、つい「クマ対策の予算」とかも頭にちらついちゃうんだよね。

ボクとしては、「クマ=予算がかかる問題」って思われるだけだと、ちょっとショックです…。
でも実際、学校や病院、道路に公園、それから人とクマが安全に距離をとる仕組みまで、街のお金がどう回っているのかを知るのは大事だと感じました。

それなら、次回のテーマは「わたしたちの街のお金の使いみちを見てみよう」にしましょう。
人の暮らしを支える予算はもちろん、ベアさんみたいな“クマさん枠”も含めて、街のお金がどこで誰のどんな毎日を支えているのかを、一緒にたどっていきたいわね。

