すかいらーく「資さんうどん」を250億円で手に入れた理由とは?

すかいらーくHD、2024年10月に「資さんうどん」を250億円で買収 | ツギノジダイ

 外食大手すかいらーくホールディングス(HD)は2024年10月上旬にも、北九州発祥のうどんチェーン「資(すけ)さんうどん」の運営会社「資さん」の全株式を取得し、子会社化します。9月6日に両社が発表しました。出店拡大のリソースを必要とする…

みんな、うどんは好きかな?「すけさんうどん」といううどん屋さんは知っていますか?
2024年10月、すかいらーくホールディングスが北九州で人気の「資さんうどん」を250億円で買収すると発表しました。どうしてこの買収が行われたのか、すかいらーくはどんな戦略で資さんうどんを買ったのか、考えてみましょう。

すかいらーくホールディングスって何?

すかいらーくホールディングスは、日本でたくさんのレストランを持っている会社です。みんなも行ったことがあるかもしれません。

  • ガスト - 手軽にいろんな料理を楽しめるファミリーレストラン
  • バーミヤン - 中華料理が好きな人にはぴったりのレストラン
  • ジョナサン - 洋食を中心にいろいろなメニューがあるお店
  • 夢庵(ゆめあん) - 和食を楽しめる落ち着いたお店
  • しゃぶ葉(しゃぶよう) - しゃぶしゃぶの食べ放題が人気のお店

すかいらーくはこれらのレストランを運営し、いろんな人に喜ばれるようなお店を増やしています。

資さんうどんってどんなお店?

「資さんうどん」は、1976年に北九州で始まったうどん屋さんです。おいしいおうどんを手軽な値段で楽しめることから、地元の人たちに愛されています。
特にうどんは、速く出てくるし、お手ごろ価格でお腹いっぱいになれるので、学生や家族連れにも人気があります。今までは主に九州で展開していましたが、これからは関東にも進出する予定なのです。

すかいらーくのM&Aって?

M&A(企業の買収や合併)は、会社が他の会社を買って、さらに大きくなることを意味します。今回、すかいらーくは「資さんうどん」を買収して、もっと多くの場所でうどんを楽しんでもらいたいと考えています。

外食産業では、ほかにもM&Aが行われています。たとえば、ファミリーレストラン「すかいらーく」以外にも、牛丼チェーン「吉野家」やゼンショーホールディングスが、ほかの会社を買って事業を広げています。これによって、レストランやメニューがさらに増えることがありますね。

どうして資さんうどんを買ったの?

「資さんうどん」は九州でとても人気のあるお店で、特にお手ごろな値段で速くおいしいものが食べられるのが魅力です。
すかいらーくは、この「資さんうどん」を取り入れて、自分たちのレストランの選択肢を増やし、全国にグループのいろいろなレストラン・お店を広げたいと考えています。

まとめ
  • すかいらーくが「資さんうどん」を250億円で買収
  • すかいらーくはガストやバーミヤンなどの外食チェーンを運営
  • M&A(企業の合併・買収)は、会社が大きくなるための手段

会社はなぜ他の会社を買収するのか、買収するのは何が目的なのか、ヒントを得ることができたでしょうか。1から作るより、他の成功したお店を買うほうが失敗が少なく、自分の会社も更に大きくしやすいのです。現在はM&Aがとても盛んです。最近はどういった会社がM&Aされたか、調べてみると今のビジネスのトレンドがわかるかもしれませんね。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。