年末に日経平均4万円回復!2024年株式市場の激動を振り返る
株価 終値 約5か月ぶりに4万円台を回復 幅広い銘柄に買い注文 | NHK | きょうの株価
【NHK】27日の東京株式市場、輸出関連など幅広い銘柄に買い注文が広がり、日経平均株価は終値としておよそ5か月ぶりに4万円台を回復…
2024年12月27日、日経平均株価が5か月ぶりに4万円を超えました。背景には、円安が進んで1ドル=158円になったことや、自動車会社などの輸出で利益を出している企業の好調さがあります。
2024年は、株価が最高値を更新したり大きく下がったりする、めまぐるしい年でした。振り返ってみましょう。
年末に日経平均株価4万円回復の理由
12月27日、日経平均株価は713円10銭上昇して4万281円16銭となりました。この回復には次の理由があります。
- 円安が進んだこと:
円安ドル高の影響で、輸出関連企業が利益を増やす期待が高まりました。 - 年末に向けた楽観ムード:
年末年始にかけて、個人投資家が買い注文を増やしました。 - 良いニュースの影響:
自動車業界の効率化や新たな取り組みが市場全体を元気づけました。
2024年の株式市場を振り返る
2024年は、株価が大きく動いた年でした。
- 過去最高値を記録:
2024年6月15日、日経平均株価は終値で4万2,048円となりました。この記録は、半導体の需要増加やAI技術の進化、自動運転やスマート家電などの技術が注目された結果です。また、日本銀行の金融政策も株価を後押ししました。 - 8月の大暴落:
2024年8月、日経平均株価は急落しました。アメリカの金利上昇でドル高が進み、日本企業の収益が悪化すると見られたことが一因です。さらに、中国経済の停滞や不動産市場の問題が経済不安を広げ、多くの投資家がリスクを避けるため株を売りました。 - 秋以降の回復:
秋になると、円安が進み、日本の輸出企業が元気を取り戻しました。そのおかげで、株価も年末にかけて少しずつ回復していきました。
業界ごとの動き
2024年、どの業界が注目を集めたのか見てみましょう。
株価が上がった業界:
半導体関連:
世界中で半導体の需要が高まり、特にAIやIoT(スマート家電など)への期待が大きな要因です。
例えば、AIを活用した自動運転システムや、IoTを使った冷蔵庫や洗濯機が登場しており、これらの技術が日常生活を便利にすることで注目されています。
建設業と鉄鋼業:
公共事業が増えたことで、日本国内で建物やインフラを作る仕事が増えました。また、海外でも鉄や建設資材の需要が戻ってきたため、これらの業界の会社の株価が上がりました。
株価が下がった業界:
精密機器や小売業:
インフレなどで世界経済の見通し不安が広がった影響で、これらの業界の商品やサービスの需要が減少しました。
例えば、高価なカメラや家電を買う人が減ったことが影響しています。
海運業と輸送機器:
国際的な貿易の量が減り、輸送の仕事が少なくなりました。これにより、船会社や輸送機械を作る企業の収益が減り、株価が下がりました。
今後の注目ポイント
2025年には次のような点に注目してみましょう。
- 世界経済の動向: 日本に特に影響を与える、米国や中国の経済政策に注目
- 新しい技術の影響: 半導体やAI関連の進展が市場をどう動かすのかが鍵
- 国内政策: 日銀や政府の施策が日本経済を支えるかどうかもポイン
まとめ
- 株価は会社の価値や経済の動きを表す指標
- 2024年は株価が大きく動いた年で、円安や政策、海外の影響があった
- 業界ごとの株価の動きを知ることで、市場をより深く理解できる
- 2025年の新しい経済の流れにも注目
2024年の株式市場を家族で振り返り、次のことを話してみましょう。
株価の変化が生活にどんな影響を与えるの? 身近な商品や企業に注目すると、経済がもっと面白く感じられるはずです。
例えば、任天堂の『Nintendo Switch』が世界でどのくらい売れているのかや、ユニクロの服が海外で人気を集めている理由を調べることで、企業の成長や株価の動きを身近に感じられるでしょう。
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