スリコが食品業界に進出!?3COINS×おにぎりが生む新しい価値
3COINSが密かに始めた「スリコオニギリ」。「税抜き300円とやや高級」「味もコンビニおにぎりとは全然違う」など謎めいた"実態"を探った結果 | 外食 | 東洋経済オンライン
300円を中心とする商品が揃う生活雑貨チェーンとしておなじみの3COINS(スリーコインズ)。全国で300店舗超を展開するが、2月頃から武蔵小山で「3COINSのおにぎりが売っている」との未確認情報を入手した。早速、…
300円ショップとして知られる「3COINS(スリーコインズ)」が、なんとおにぎりの販売を始めました。その名も「スリコオニギリ」。
おにぎりブームの中で、雑貨店がなぜ食品を?という驚きとともに注目を集めています。スリコオニギリの特徴や背景にある戦略、日本全国で広がるおにぎりの人気ぶりなどを紹介し、そこから見えるビジネスのヒントを探ります。
なぜ今、3COINSがおにぎり?
3COINSは、東京・武蔵小山と原宿の2店舗で「スリコオニギリ」の販売をスタートしました。特徴は、地域の食材を活かしたオリジナリティあふれる具材です。
- だしむすび:北海道産の昆布と鰹節で炊いたご飯を、沖縄県産の天然塩で握った優しい味わい。
- にんじんしりしりー:沖縄料理をアレンジ。甘めに炒めたにんじんがご飯とよく合います。
- いぶりがっこ&クリチ:秋田の燻製漬物「いぶりがっこ」とクリームチーズの意外な組み合わせ。
価格は300円(税抜)で、コンビニより少し高めですが、味や素材へのこだわりが感じられます。

おにぎりブームが巻き起こる理由
今、日本では空前のおにぎりブームが広がっています。専門店が増え、SNSでも“握ってみた動画”が人気を集めるなど、昔ながらの食が新たな注目を浴びているのです。
注目のおにぎり専門店:
- ぼんご(大塚):昔ながらの大きめでふんわりしたおにぎりが行列必至の人気。
- 米屋の太郎(コメダ珈琲店):注文後に握るスタイルで、できたてが楽しめる。
- 一粒万福(西小山):「ぼんご」で修業した若手が立ち上げた店。具材の選択肢も豊富。
ほかにも「宿六(浅草)」「かにや(長崎)」「ありんこ(札幌)」など、全国に個性的なおにぎり専門店が続々登場しています。
3COINSが食品販売を始めた背景とは?
雑貨店である3COINSがなぜ食品に参入したのか。そこには明確なビジネス戦略が見えます。
- トレンドに乗る:おにぎり人気をビジネスチャンスと捉えた動き。
- ブランド価値の向上:「雑貨だけ」から「ライフスタイル全体」へ。
- 新しい客層の開拓:食品を通して来店機会の増加や客単価の向上を狙う。
- 商品ラインナップの拡大:美容、家電、コスメに続く新カテゴリーとして食品を追加。
- テストマーケティング:まずは限定店舗で反応を見ることでリスクを抑える。
- 差別化の追求:地域食材の活用と組み合わせで、独自性を打ち出す。
この取り組みは、単なる一商品ではなく、3COINSの未来を左右する一手として注目されています。

スリコオニギリから学べる3つのこと
- 流行の波を読む力:市場のトレンドをいち早く察知し、形にする力が企業には必要です。
- ブランドの再定義:価格の安さではなく、品質やストーリーで価値を伝える戦略が求められます。
- 挑戦する姿勢:今までにない分野へ一歩踏み出すことで、新たな可能性が広がります。
まとめ
- 3COINSは、おにぎりという意外なジャンルで新たな挑戦を始めた
- 地域の食材を使った「スリコオニギリ」は、ユニークで高品質な商品
- おにぎりブームは、身近な食文化と地域活性化をつなぐキーワード
- 雑貨店の枠を超えた3COINSの戦略に今後も注目です
自分の住んでいる地域の特産品を使って、おにぎりを考えてみませんか?たとえば、地元の野菜や魚、発酵食品などを組み合わせると、ユニークなおにぎりができそうです。
ビジネスの視点でも「地域性」や「ストーリー」は大きな価値になります。スリコのように、身近な食べ物に少しの工夫を加えることで、新しい可能性が見えてくるかもしれません。

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