就活生も知っておきたい福利厚生のこと:会社選びの新基準
福利厚生を内定者などにも拡大 人材確保の競争激化で | NHK | 就活
【NHK】採用活動における人材確保の競争が激しくなる中、会社により魅力を感じてもらおうと、福利厚生の対象を社員だけでなく内定者など…
最近、多くの企業が内定者にも福利厚生を提供し始めています。これまで、福利厚生は社員だけが対象でしたが、なぜ内定者にもその制度が広がっているのでしょうか?
企業が福利厚生を充実させる理由や具体的な事例について、そしてなぜ福利厚生を就職活動をする学生に注目されているのかを考えていきましょう。
福利厚生ってなに?
福利厚生とは、企業が社員の生活を助けるために提供する特典やサービスのことです。たとえば、病院に行くときの補助や、家族と一緒に使えるリゾート施設の割引などがあります。こうした福利厚生は、社員が気持ちよく働けるようにするための仕組みです。
どうして企業は内定者にも福利厚生を提供するの?
最近、会社に入る前の内定者にも福利厚生を提供する企業が増えています。たとえば、大手警備会社のALSOK(アルソック)では、社員だけでなく内定者も全国のホテルやレストラン、レジャー施設で割引を受けることができるようにしました。このようにすることで、内定者がその会社に入ることを決めやすくなり、途中でやめてしまう人が減るのです。
ALSOKの例
ALSOKは約1600種類のサービスを提供しています。内定者は、ホテルやレジャー施設などで割引を利用でき、これによって学生たちが「この会社に入りたい!」と感じやすくなっています。会社の採用部長さんは、「仕事内容だけではなく、福利厚生も企業の魅力です」と話しています。
中小企業の例
中小企業も大きな会社と同じように、福利厚生を内定者に広げる取り組みを始めています。リロクラブという会社は、内定者向けに福利厚生サービスを提供する企業が年々増えていると報告しています。特に、2023年には前年よりも7%も増えたそうです。
福利厚生の具体例
企業が提供する福利厚生の例を紹介します。
- リゾート施設の割引
家族や友達と一緒に、リゾートホテルや遊園地などで割引を受けられる制度です。 - 医療サポート
病院に行ったときに、お金の一部を会社が出してくれる制度です。 - 在宅勤務やフレックスタイム制度
自宅で仕事をしたり、自分で働く時間を決められる制度です。これによって、時間の自由が増えます。
学生にとっての福利厚生の大切さ
就職活動中の学生にとって、福利厚生は会社選びの大きなポイントです。2023年の調査では、学生一人あたり平均2.7社の内々定を得ているという結果が出ています。このように、複数の内定を持つ学生は、どの会社が一番働きやすいかを考える際、福利厚生の内容を重視します。
まとめ
- 福利厚生は、社員や内定者の生活を助けるための特典やサービス
- 最近は、社員だけでなく、内定者にも福利厚生を提供する企業が増えている
- ALSOKのような大手企業や中小企業も、この制度を活用して内定者にアピール
- 学生にとっても、福利厚生は就職先を選ぶ重要なポイント
福利厚生は、ただの「おまけ」ではありません。会社が社員や内定者を大切にしている証拠です。
例えば、健康診断や医療サポートが充実している会社は、社員が長く働けるように考えています。また、リゾート施設の割引がある会社は、仕事とプライベートの両方を大切にしているといえます。みなさんが就職先を考えるとき、どんな福利厚生があるのかもしっかり調べてみましょう。
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