石破首相「消費税は(3年間は)上げない」
消費税率引き上げ、3年の総裁任期中「考えていない」-石破首相 - Bloomberg
石破茂首相は13日のNHK番組で、消費税率の引き上げについて、向こう3年間の自民党総裁の任期中は「考えていない」と表明した。定額減税実施も同様に、当面念頭にないと述べた。
石破茂首相は、消費税率の引き上げについて「当面は考えていない」と発言しました。
物価が上がり続ける中で、家計に優しい政策として安心する人も多いでしょう。でも、そもそも消費税って何のためにあるのでしょうか?消費税のしくみや、消費税がどのように使われているかを考えてみましょう。
消費税ってなに?
消費税は、モノを買うときにかかる税金です。お菓子や文房具を買うと、その値段に消費税が加わります。日本では、今の消費税率は10%です。たとえば、100円のお菓子を買うとき、その10円が消費税になります。みんながモノを買うたびに、少しずつこの税金を払っているのです。
消費税はなぜ必要なの?
消費税は、国が社会を運営するために必要なお金を集める方法の一つです。国は、道路を作ったり、学校や病院を支えたりするためにお金が必要です。ほかの税金には所得税(働いたお金にかかる税金)や法人税(会社が払う税金)がありますが、消費税は買い物をするときに全員が払うため、安定してお金が集められます。
石破首相は「消費税を上げる予定はない」と言っていますが、社会を支えるために消費税はとても大切な役割を果たしていると考えています。特に、お年寄りのための年金や、病気の人を助ける医療サービスを支えるために、この税金が使われています。
世界の消費税率ってどうなっているの?
日本の消費税率は10%ですが、これは他の国々と比べてどうでしょう?実は、多くの国では日本よりも高い消費税(付加価値税)を取り入れています。いくつかの国の消費税率を見てみましょう。
- フランス:20%
- ドイツ:19%
- イギリス:20%
- スウェーデン:25%
- 韓国:10%
- アメリカ:アメリカには全国的な消費税はありませんが、州ごとに異なる「売上税」があります。たとえば、カリフォルニア州では7.25%です。
これを見ると、日本の10%は他の国に比べて低い方だとわかります。これらの国でも、集めた税金は医療や教育、社会保障に使われ、国民の生活をサポートしています。
消費税のお金はどこに使われているの?
日本では、消費税で集めたお金の多くが「社会保障」に使われています。たとえば、おじいちゃんやおばあちゃんがもらう年金や、病院に行ったときに使われるお金、介護サービスなどです。これらは、みんなが安心して暮らせる社会を作るために大事なものです。
また、消費税は道路や橋、学校などの公共施設を作るためにも使われます。これにより、みんなが安心して使える場所やインフラが整えられます。
石破首相の発言とこれからの課題
石破首相は、「自民党総裁の任期中(2027年まで)に消費税を上げるつもりはない」と言っています。今は物価が上がっているため、国民に負担をかけないようにすることが重要です。ただし、日本の社会はどんどん高齢化しているので、将来的には消費税の引き上げが必要になるかもしれません。
また、石破首相は「経済の仕組みを変えて、みんなの給料が増えるような仕組みを作りたい」と言っています。これが実現すれば、消費税を上げずに経済を良くすることができるかもしれません。
まとめ
- 消費税は物を買うときにかかる税金で、今は日本では10%。
- 消費税の使い道は、主にお年寄りや病気の人を助けるための年金や医療費などの「社会保障」
- 世界の消費税率は日本より高い国が多く、フランスやイギリスでは20%以上
- 石破首相は、2027年までは消費税を上げる予定はないと話している
消費税が私たちの生活にどのように関わっているか、もう一度考えてみましょう。
政府が消費税を上げるのは、高齢化が進む中で、年金や医療費を支えるために必要だからです。もし消費税が上がらなかったら、どんな影響があると思いますか?
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