家で作ってもカレーライスは1杯370円!カレーライス物価指数過去最高!
家庭の定番メニューであるカレーライス。その1食あたりの価格が2024年11月に過去最高の377円に達しました。
前年同月の316円から約2割増加しており、特にお米の値上がりが主な原因とされています。この値上がりは家計にどのような影響を及ぼしているのでしょうか?さらに、今後の価格動向についても考えてみましょう。
カレーライス物価指数とは?
カレーライス物価指数とは、カレーを作るための食材費や光熱費を合計したものを示します。
例えば、ハンバーグやスパゲッティなどの他の家庭料理と比較すると、カレーは全体的に材料の価格変動に影響を受けやすい傾向があります。2024年11月には1食あたりの価格が377円となり、8カ月連続で最高値を更新しました。
主な内訳
- カレー具材(肉・野菜):200円(全体の約5割)
- 野菜の価格は下がってきているものの、輸入牛肉の価格が上昇中です。
- ごはん(ライス):149円
- お米の価格高騰が目立ち、前年同月比で57円増となりました。
- 水道光熱費:4円
- ガスや電気代も上昇傾向にあります。
- カレールー:25円
- 価格の変動はほぼありません。
これらの要素を合計した結果、カレーライス物価指数は2020年を基準に137.8まで上昇しました。
なぜ値上がりが続くのか?
お米の価格高騰
お米の価格は10年で最大の値上がりを記録。新米の店頭価格が上昇しており、家庭の食費に大きな影響を与えています。
円安の影響
輸入牛肉やその他の食品における円安の影響で、価格が高騰しています。
光熱費の上昇
冬の時期は特に電気代やガス代が上がるため、調理費用が増加します。
外食でのカレーライスの価格
家庭でのカレーライスの価格が上昇する中、外食でのカレーライスも値上がりしています。
2024年11月時点での全国平均価格は768円とされ、家庭での調理費用の約2倍に達しています。
地域別の価格差
- 最安値地域:松山市で600円
- 最高値地域:鹿児島市で1,088円
また、消費者物価指数によると、外食でのカレーライスの価格は前年同月比で4.4ポイント上昇しています。このように、外食産業でも値上がりの影響が広がっています。
家計への影響
カレーライスの価格が上がることで、家計の負担が増しています。例えば、1カ月で20回カレーを作る家庭では、年間で約14,640円の追加負担になる計算です。一方で、家族で外食を控えたり、カレーの具材を工夫してコストを抑えるといった節約の工夫が求められています。
今後は?
レポートによれば、2024年12月にはカレーライス物価指数が1食380円に達する可能性があると予測されています。これにより、特に光熱費の負担増が家庭に大きな影響を与えると考えられます。
まとめ
- カレーライス1食の価格が377円で過去最高値に
- 主な原因はお米の価格高騰と円安
- 外食でのカレーライス価格も全国平均768円に達し、地域差が顕著
- 家庭の節約術が求められる時代
身近な食品の価格がなぜ上がるのかを調べてみませんか?
例えば、ニュースサイトで「物価高騰」「円安」といったキーワードを検索したり、家計簿をつけて食材費の推移を記録することが役立ちます。物価や円安について学ぶと、日々の買い物がもっと面白くなります。家族と一緒に、カレーの具材を工夫して節約カレーを作ってみるのもおすすめです!
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