ABEMA&AI広告が牽引!サイバーエージェント1Q決算
サイバーエージェント、メディア&IP事業が大幅増益 ABEMA好調で営業利益14億円、売上高も過去最高 - ITmedia NEWS
サイバーエージェントは、2025年9月期第1四半期決算(24年10月1日〜12月31日)を発表した。
サイバーエージェントは2025年9月期第1四半期(2024年10月~12月)の決算を発表し、売上高は前年同期比5.6%増の2038億円と堅調な成長を見せました。特に、動画配信サービス「ABEMA」を中心としたメディア&IP事業が黒字転換し、業績の向上に大きく貢献しました。本記事では、決算のポイントや今後の戦略について、中高生にもわかりやすく解説します。
決算サマリー
- 売上高:2038億円(前年同期比5.6%増)
- 営業利益:83億円(同32.1%増)
- 経常利益:88億円(同35.9%増)
- 純利益:50億円
この決算では、全体的に増収増益の傾向が続いており、特にメディア&IP事業が成長を支えています。
成長の鍵となる事業
メディア&IP事業:ABEMAの黒字転換
「ABEMA」や「WINTICKET」などを展開するメディア&IP事業の売上は556億円(前年同期比10.5%増)となり、営業利益も14億円の黒字へと転換しました。これは、コンテンツの充実と視聴者の増加が影響しています。
特に、「ABEMA」はアニメや格闘技といった人気コンテンツを強化し、2023年末には1週間あたり2079万人の利用者数を記録しました(サイバーエージェント決算報告より)。スポーツ中継や話題性の高い番組がこの成長を支えています。また、サイバーエージェントは2025年1月にアニメ制作会社「CA Soa」を設立し、オリジナルコンテンツの制作体制を強化しています。
インターネット広告事業:AI活用で安定成長
サイバーエージェントの創業以来の主力事業であるインターネット広告事業も好調です。売上は1177億円(前年同期比11.8%増)、営業利益は60億円(同6.1%増)を記録しました。AI技術を活用した広告運用の成功と新規顧客の開拓が成長の要因です。
ゲーム事業:新規タイトルは好調も課題あり
ゲーム事業の売上は382億円(前年同期比15.1%減)となり、既存タイトルの売上減少が影響しました。業界分析によると、市場の競争激化やプレイヤーの関心の変化に加え、一部タイトルの更新頻度低下や新規イベント不足が影響しています。また、サブスクリプション型ゲームサービスの台頭も、従来の売り切り型ビジネスに影響を与えています。一方、新規タイトルは好調で、特にモバイルゲーム分野の成長が期待されています。
今後の展望
サイバーエージェントは、
- 「ABEMA」を中心としたメディア&IP事業のさらなる拡大(CA Soaの設立によりオリジナルコンテンツ制作を強化)
- AIを活用したインターネット広告事業の強化
- ゲーム事業の新規タイトル開発と運営の最適化
特に、IPコンテンツの自社制作により競争力のあるビジネスモデルを構築しようとしています。
まとめ
- メディア&IP事業:「ABEMA」が黒字転換し、アニメ制作にも注力
- インターネット広告事業:AI活用による安定成長
- ゲーム事業:新規タイトルは好調だが、既存タイトルの売上減少が課題
- 全体評価:売上・利益ともに順調な伸びを見せており、中長期の成長戦略も明確
サイバーエージェントは、ABEMAを中心に新しいビジネスモデルを構築しています。例えば、広告付き無料配信モデルの強化、視聴者参加型コンテンツの展開、AIを活用したレコメンドシステムの導入など、多角的な収益モデルを採用しています。また、ライブ配信機能の拡充やサブスクリプションモデルの強化、企業向けのスポンサーシッププログラムにも注力しています。
他の成功事例として、Netflixは独自コンテンツ制作とAIによるレコメンド機能の強化で視聴者のエンゲージメントを高めました。YouTubeは広告付き無料配信とプレミアムサブスクリプションの組み合わせで、多様な収益源を確立しています。
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