【DEEP INSIGHT】なぜ2025年はTOBやMBOが増えたの?ブルさん×ベアさんの深掘り討論

ラクスルが株式非公開化:2025年はTOB・MBOラッシュだが「上場をやめる理由」とは?
2025年は、日本企業のニュースで「TOB(株式公開買付け)」「MBO(経営陣が参加する買収)」という言葉を聞く機会が増えました。ラクスルの約1,200億円規模のMBOをはじめ、レジルやカオナビなど、上場していた企業が株 […]
📰 ニュースのポイント
2025年、日本の企業をめぐるニュースで「TOB(株式公開買付け)」や「MBO(経営陣が中心の買収)」という言葉が多く見られるようになりました。
上場をやめて非公開企業になる動きが増えています。
(上場=株を市場で売買できる状態/非公開=市場で自由に売買しない形)
たとえばラクスルなどの企業が、こうした取引を進めています。

(楽観派)
TOBやMBOが増えているってことは、会社が自分たちで将来を描く自由を取り戻しているってことかもしれないよね。
上場していると、株価や四半期ごとの業績(四半期=3か月ごとの成績)に縛られて、長期的な成長を目指すのが難しいって言われることがあるでしょ?
MBOは経営陣が会社の将来を信じて、自分たちで舵を取る意思を示しているとも受け取れるよ。
短期の結果だけじゃなくて、先を見た投資をやりやすくする、って考え方だね。

(慎重派)
確かに、それは一理ありますね。
でも、TOBやMBOで上場をやめるってことは、株を市場で売買できなくなるってことでもありますよね。
会社の価値が市場で評価されにくくなりますし、TOBやMBOが増えている背景には、東証の上場維持基準が厳しくなって上場を続けにくくなった、という側面もあるのではないでしょうか。
まったく自由に動けるというより、仕方なく選択している企業もあると思います。
🔎 TOBとMBOって何が違うの?
TOB(Tender Offer Bid):
株式を市場の外でまとめて買い付ける方法です。
「いつからいつまで」「いくらで買う」と、価格や期間を公表して行います。
MBO(Management Buyout):
その会社の経営陣が中心になって株式を買い取り、支配権(会社を動かす力)を握る買収のことです。
経営陣が会社を直接コントロールする道を選ぶ、ということです。
ブルさんとベアさんの話を読むと、TOBは方法の話、MBOは「誰が買うか」の話という違いがポイントです。
📌 ブルさんの視点:自由と長期戦略

(楽観派)
市場の目ばかり気にしていたら、未来のための投資や新しい挑戦ができないこともあるよね。
でも非公開になると、株価ではなく会社の価値の中身で勝負できるようになるかもしれない。
たとえば研究開発や海外展開にじっくり取り組むときは、短期の株価を気にしない方がやりやすい場面もあるよね。
『時間がかかる挑戦』をやりやすくする、ってイメージかな。
📌 ベアさんの視点:株主・流動性・市場の役割

(慎重派)
逆に、株を市場で売れなくなるのは、株主にとって不利になることもあるのではないでしょうか。
(流動性=売りたいときに売りやすいこと)
TOB価格より株を高く買いたいと思っている人がいるかもしれないのに、市場で自由に売れなくなる。
それに、上場している会社は透明性が高くて、多くの人の目に触れるから、社会全体としての安心感もありますよね。
(透明性=情報が見えやすいこと)
つまり、市場に出ていること自体が「チェックされやすい仕組み」になっている面もあるんです。
🧠 今日のポイント
| 観点 | ブルさん | ベアさん |
|---|---|---|
| 経営の自由度 | 上場をやめる方が戦略的に自由 | 上場の方が株主・市場の評価を受けられる |
| 長期戦略 | 短期の株価に縛られず投資できる | 市場での価値が見えにくくなる |
| 株主の立場 | 経営陣の判断を信じる | 市場で自由に売買できないリスク |
🔍 みなさんはどう考えますか?
会社が上場をやめる動きには、「長期で勝ちにいくために選ぶ」という面もあれば、「上場を続けにくくて選ぶ」という面もあります。
チャンスが広がる一方で、不安も増える判断でもあります。
もしあなたが経営者だったら、どうしますか?

(楽観派)
ワタシは、長期目線で勝ちにいくために、思い切って非公開も選ぶよ!
短期の株価より、やるべき投資に集中したいな。

(慎重派)
ボクは、上場を続けて、市場のチェックを受けながら進みます。
株主が売買できる安心や、情報が見える状態も大事にしたいです。
あなたはブルさん、ベアさん、どちらの考えに近いですか。
そして、その理由は「何を守りたくて」それとも「何を取りに行きたくて」でしょうか。
答えは1つではありません。ぜひ自分の判断の軸を言葉にしてみてください。



