「並ばないチケット」6.8万円!ディズニーランド(アメリカ)でプレミアムパス導入

米ディズニー、テーマパークに400ドル優先パス導入-待ち時間回避 - Bloomberg

米ウォルト・ディズニーは、米国内のテーマパークで待ち時間が1時間以上になることもある「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」や「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」などの人気アトラクションを対象に、長蛇の列をスキップできる新サービスを導入する。

アメリカのディズニーランドやディズニーワールドで、新しい「ライトニング・レーン・プレミアパス」が導入されます。このパスを使えば、長い列に並ばなくてもアトラクションを楽しめるようになります。ただし、このパスは1日約6.8万円と高額で、さらに入園料も別にかかります。
なぜディズニーはこんなに高いパスを導入したのでしょうか?その理由には、ディズニーの特別な戦略があります。

ディズニーが高額パスを導入した理由
  1. 待ち時間を減らして楽しく
    ディズニーランドは毎日たくさんの人が訪れるので、アトラクションでは長い列ができやすいです。特に人気のアトラクションは待ち時間が数時間になることもあります。このプレミアパスを使えば、待たずにすぐにアトラクションに乗れるので、限られた時間で多くの体験ができるようになります。これは「待ち時間のイライラをなくしたい」というお客さんの声に応えるためのものです。
  2. お金持ち向けの特別なサービス
    最近、ディズニーの来場者にはお金持ちの人が増えていると言われています。このパスはそんな人たちに向けたサービスです。普通のパスよりも高額ですが、その分、待たなくてもアトラクションを楽しむことができ、特別感があると感じるでしょう。ディズニーは、こうして収益を増やし、パークの運営や新しいアトラクションを開発するための資金にあてることができるのです。
  3. 特別な体験を提供するため
    ディズニーランドは「夢の国」として知られています。そこで「特別なサービス」を導入することで、お客さんがもっとディズニーランドを「特別な場所」として楽しめるようにしています。たとえば、友だちと競い合って「自分は並ばないで乗れた!」と自慢したくなる気持ちも生まれるかもしれません。ディズニーは、このようにしてブランドの価値も高めているのです。
日本のディズニーでも有料パスが使われている

実は日本でも、東京ディズニーリゾートで「ディズニー・プレミアアクセス」という似たサービスが提供されています。例えば、1回約2000円で指定されたアトラクションの待ち時間をスキップできます。
また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や富士急ハイランドでも同じような「並ばないためのパス」が販売されています。このようなサービスがあれば、遠くから来る人や家族連れでも、長い待ち時間を避けて効率よく楽しむことができます。

高額パスに対するさまざまな意見
  • 賛成する意見
    高額パスがあれば、混雑が少し解消されるため、みんなが少しずつ快適に過ごせるというメリットがあります。また、パスの収益でパークの改善や新しいアトラクションが作られるので、もっと楽しいディズニーランドになるかもしれません。
  • 反対する意見
    一方で、こんなに高いパスを使えるのは一部の人に限られています。ディズニーランドは「みんなが楽しめる場所」であるべきだという意見もあります。また、パスを買えない人には「待たないで乗れる人がいる」という不公平感が生まれる可能性もあります。こうした特別なパスがあることで、ディズニーのイメージに影響が出るかもしれません。
まとめ
  • ディズニーランドの新しい「ライトニング・レーン・プレミアパス」は、待ち時間を減らしてアトラクションを楽しむための高額なパス
  • ディズニーはこのパスによって収益を増やし、パークの運営や新しいアトラクションの資金にする狙い
  • 日本でも東京ディズニーやUSJで「並ばないためのパス」が利用されている
  • 高額パスには「混雑を減らせる」「特別感が味わえる」という賛成意見がある一方、「高すぎて利用できる人が限られる」「不公平感がある」という反対意見もある

ディズニーランドの待ち時間を減らせる高額パスは魅力的ですが、値段が高いため全員が利用できるわけではありません。
もしみなさんがディズニーランドに行く機会があれば、並ばずに楽しむためにこのパスを買いますか?それとも並んでも多くの人が平等に楽しめる方法がいいと思いますか?また、他のテーマパークでもこうした有料パスが導入されていますが、それについてどう思いますか?

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。