サングラス3週間で完売!ファミマの「コンビニエンスウェア」快進撃

ファミマ「初サングラス」が大ヒット 3週間で完売した理由(1/4 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン

ファミリーマートの「コンビニエンスウェア」、夏の新作が好調だ。ブランド初展開となる「サングラス」は、発売から1カ月足らずで、ほぼ完売したという。どんな商品なのか。

「コンビニで服を買う時代」が本格的に始まっています。2025年夏、ファミリーマートの独自ブランド「コンビニエンスウェア」にサングラスやTシャツなどの新商品が登場し、発売からわずか3週間でサングラスがほぼ完売しました。
今やコンビニの衣料品は「急な必要」だけでなく、「日常のおしゃれアイテム」としても選ばれる存在になっています。ファミマの戦略や他のコンビニとの違いを見てみましょう。

ファミマ「コンビニエンスウェア」の人気の理由

ファミリーマートは2021年から全国約1万6,300店舗で「コンビニエンスウェア」を展開しています。「いい素材、いい技術、いいデザイン」をコンセプトに、有名デザイナーと共同開発。2023年度の売上は100億円を突破し、2025年には約130億円に到達する見込みです。

2025年6月発売のサングラスは、紫外線を99%カットし、軽くて丈夫なリサイクルプラスチックフレームを採用。幅広い顔型に合う設計で価格は2,490円。発売後3週間でほぼ完売しました。
その他、抗菌防臭加工のソックスや使いやすいタオル、こども用靴下、レインポンチョなども展開しています。Tシャツはハンガー陳列を導入し、売上が約1.5倍に増加しました。

2025年8月の猛暑で、ファミマのサングラスや夏物ウェアの売上が前年同月比で約1.6倍に増加。8月19日からは定番衣料品が最大50%オフになるセールを予定しています。限定カラーやサイズはオンラインでも購入可能です。

ファミリーマート プレスリリースより
他チェーンの衣料品展開

セブン‐イレブンは主にインナーや靴下など生活必需品を中心に展開。2025年万博店舗ではハンドタオルや靴下を販売していますが、Tシャツやアウター類は少なめです。急な需要への対応が中心です。

ローソンでは「FREAK’S STORE」とのコラボTシャツやショートパンツを一部店舗で販売。デザイン性や機能性を重視した限定商品が多く、若者向けのファッション性がありますが、取り扱いは限定的です。

ファミマと他社の違い
項目ファミマセブン‐イレブンローソン
ブランド戦略独自ブランド展開、毎月新作生活必需品中心コラボ限定品中心
商品ラインナップ全身コーデ可、子供・女性向け充実最低限の衣料品若者向けファッション重視
販売規模年間売上130億円、全国展開日常消耗品中心一部店舗限定
まとめ
  • ファミマは独自ブランド「コンビニエンスウェア」で機能性とデザイン性を両立
  • サングラスやソックス、タオル、Tシャツなど多彩なラインナップ
  • 他社は生活必需品や限定品が中心で、戦略が異なる
  • ファミマは全国展開で若者・女性・子供向け商品を強化中

コンビニ衣料品は、緊急時の買い物から日常のファッションアイテムへと変化しています。みなさんも近くのコンビニやオンラインショップでラインナップを調べ、なぜ売れているのか、自分なりの理由を考えてみませんか?そこから、商品開発や販売戦略のヒントが見つかるかもしれません。
小さな店舗でも大きなビジネスが生まれる可能性を探ってみましょう。