物価高で変わる花火大会の今:クラウドファンディングと屋台の値上げ
フランクフルトが800円!物価高騰で“夏の風物詩”花火大会に異変【ひるおび】 | TBS NEWS DIG
新型コロナウイルスや物価高騰などの資金難に苦しめられ開催を見送っていた鎌倉花火大会が、5年ぶりに復活しました。一方で、全国では中止を余儀なくされている花火大会も。夏の風物詩、花火大会の現状を取材しま…
「夏」と聞いて思い浮かぶのはなんですか?プール、夏祭り、花火、アイスクリーム…。
さて、花火大会ですが、最近いろいろなモノの値段が上がっている(物価高騰)ことが、花火大会の運営に大きな影響を与えています。例えば、鎌倉花火大会ではクラウドファンディングを活用して資金を集めましたが、全国的には中止や縮小を余儀なくされる大会も多いようです。
花火大会の「今」について考えてみましょう。
鎌倉花火大会の復活
鎌倉花火大会は、5年ぶりに由比ガ浜で開催されました。新型コロナウイルスや物価高騰の影響で中止が続いていましたが、今年はクラウドファンディングを活用して資金を確保し、無事に開催されました。
クラウドファンディングの成功
実行委員会は、新たにクラウドファンディング席を設けました。2人で9000円のペアシートや、5人まで座れる1万8000円のシートを販売し、目標金額の650万円を大きく上回る786万円を集めました。これにより、花火の打ち上げ費や花火大会の宣伝などに必要なお金を集めることができました。
花火大会の中止と縮小
一方で、全国各地では物価高騰や人件費の増加により、多くの花火大会が中止や縮小を余儀なくされています。例えば、埼玉県の草加市民納涼大花火大会や長野県の全国新作花火競技大会などが中止されています。
花火大会の価値と未来
花火大会を無料で楽しむ文化が根付いていますが、今後は有料化が進む可能性があります。花火の打ち上げや警備には多くの費用がかかるため、花火大会を続けるためにはお金を払うことも考えていく必要があります。
屋台の値上げ
花火大会の楽しみの一つである屋台でも値上げが進んでいます。例えば、鎌倉花火大会ではフランクフルトが800円、焼きそばが600円に値上げされました。物価高騰の影響で食べ物の材料を買うお金が今までよりも上がってしまったので、値上げをしても屋台がもうけるのがむずかしい状況にあります。
まとめ
- 鎌倉花火大会はクラウドファンディングで資金を確保し、5年ぶりに復活
- 全国的には物価高騰や人件費増加で花火大会の中止が相次ぐ
- 花火大会の価値を理解し、支援することが重要
- 屋台の値上げも進行中
花火大会を無料で楽しむことが当たり前の文化がありましたが、今後は有料化が進むかもしれません。
花火を見るためにお金を出して席を取る、ということについておうちの方とも話してみましょう。地元の花火大会が続けられるためには、私たちがお金を出すなどで助けていくことが必要になってくるかもしれませんね。
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