30歳でどれくらいかせぎたい?大学生のリアルな目標

30歳で年収いくらほしい? 増えるリアリスト 大学生の理想と現実 | 毎日新聞

 30歳になった時、いくら稼いでいたいですか――。毎日新聞は、大学生向けスケジュール管理アプリ「Penmark」を展開するIT企業「ペンマーク」(東京都)と共同で、大学生を対象にしたアンケート調査を実施した。30歳といえば、今年30歳になった大リーグの大谷翔平さんのようにバリバリと働いている年齢だ。

みんなは、将来どのくらいお金を稼ぎたいと思っていますか?今回、大学生に「30歳でどれくらいの年収がほしいか」というアンケートを行いました。

お金を稼ぐことは大事ですが、どんな理由でその金額を目指しているのかも興味深いですね。、みなさんも自分の将来の年収について考えてみましょう。

大学生が考える理想の年収

毎日新聞とペンマーク社が行った調査によると、大学生が30歳までにほしい理想の年収として最も多かったのは「500万~600万円くらい」で、全体の約22%がそう答えました。次に多かったのは「400万~500万円くらい」で約18%、「600万~700万円くらい」は約15%となっています。

毎日新聞社記事より

「1000万円以上を稼ぎたい」という意見もありましたが、それは全体の約9%にとどまっています。多くの学生が、現実的な目標を設定していることがわかりますね。

最低限必要な年収は?

また、「最低限これだけは稼ぎたい」という年収についても調査しました。結果は「400万~500万円くらい」が最も多く、約24%でした。次いで「300万~400万円くらい」が23%となり、理想の年収と比べて少し現実的な目標が設定されています。

面白いことに、「理想の年収」と「最低限ほしい年収」の差はだいたい100万~200万円くらいしかなく、学生たちは無理のない範囲で目標を立てているようです。

SNSが影響している?

ペンマークの社長である横山さんは、「最近の学生はリアリスト(現実的)」だと話しています。SNSでは、他の人の生活や収入を知ることが簡単にできるので、学生たちはそれを見て自分の目標を決めることが増えているそうです。また、SNS上で大きな夢を語ると批判されることがあるため、あまり高い目標を公言しない傾向もあるようです。

大学生が使いたいお金の使い道

「もし年収1000万円あったら何に使いたいですか?」という質問では、貯金(50.9%)や投資(41.4%)がトップになりました。

これも、学生たちが将来を見据えた堅実な選択をしていることを示していますね。3番目に多かったのは「海外旅行」(約30%)でした。

平均年収と年収1,000万円以上の職業

日本の最新の平均年収は約436万円です。また、年収1000万円以上を稼ぐ人は、日本の給与所得者全体の約5%に過ぎません​。年収1000万円以上を稼げる職業としては、以下の職業が代表的です。

  • 医師:平均年収は1400万円以上で、医療業界では最も高収入の職業
  • 弁護士や法務従事者:1100万円を超える年収があり、高度な法律知識を必要とする職業
  • 大学教授:教育職の中で最も高い年収を誇り、1000万円を超えることが多い
  • 航空機操縦士:1700万円以上の平均年収があり、非常に専門的な技能が求められる
  • 歯科医師:平均年収900万円以上で、医療関連職の一部

この他、金融・不動産業界でも年収1000万円以上を稼ぐ人が多く、特に経営職や専門職でその傾向が強いです​。

まとめ
  • 大学生が30歳までに理想とする年収は「500万~600万円くらい」が一番多い
  • 最低限必要な年収は「400万~500万円くらい」が多い
  • お金の使い道では、貯金と投資がトップ
  • SNSの影響で、学生たちは現実的な目標を持つ傾向が強い

最近、若者の間では「投資」に対する興味が高まっているというニュースがあります。お金を増やす方法について調べることで、将来のために準備ができるかもしれません。

この記事を読んで、みなさんは将来どれくらい稼ぎたいか考えましたか?自分がどのくらいのお金を稼いで、それを何に使いたいか考えることはとても大切です。
親子で、自分の夢や目標、そしてそのためにどのようにお金を使うかについて話し合ってみてください。もしかしたら、お父さんやお母さんが昔どんな夢を持っていたかを聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

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