さよなら交通系ICカード!熊本県でタッチ決済導入へ
県内のバス・鉄道運行の5事業者が全国交通系ICカード廃止へ|NHK 熊本県のニュース
【NHK】熊本県内で路線バスや鉄道を運行する5つの事業者が、運賃の決済手段のうち全国交通系ICカードを年内にも廃止し、今年度中にクレジットカードなど…
みんなはバスや電車に乗るとき、どうやって払っていますか。
お金ではなくICカードでピッと支払いをしている人も多いのではないでしょうか。でも、熊本県ではそのICカードが使えなくなるそうです。
代わりに新しいタッチ決済という方法になります。どうしてICカードが使えなくなるのでしょう。新しいタッチ決済ってどんなものでしょう。
2024/10/3追記:11月16日から使えなくなることになりました。
熊本の交通ICカード廃止は1ヶ月早くなりました
みんながバスや電車に乗るときに使う「Suica(スイカ)」や「SUGOCA(スゴカ)」などの交通ICカードが、熊本県では11月16日から使えなくなります。本当は12月に廃止される予定でしたが、少し早めに使えなくなることに […]
交通系ICカードが廃止される理由
熊本県でバスや電車を運行する5つの事業者(九州産交バス、産交バス、熊本電鉄、熊本バス、熊本都市バス)は、運賃の支払いに使う全国交通系ICカードを年内にも廃止することを決めました。なぜかというと、ICカード対応機器の更新にかかるコストがとても高いからです。
新しい支払い方法
その代わり、コストを半分に抑えられるクレジットカードなどのタッチ決済を導入する予定です。これにより、タッチするだけで簡単に支払いができるようになります。ただし、現金や地域限定型の「くまモンのICカード」は引き続き使えます。
こどもにとってのデメリット
交通系ICカードが使えなくなると、こどもたちにとって次のようなデメリットがあります。
- 現金の持ち歩きが必要になる
交通系ICカードが使えなくなると、「くまモンのICカード」を持っていないこどもたちは現金を持ち歩かなければなりません。これによってお金を落とすリスクが高まります。 - おうちの方からのお金の受け渡しが難しくなる
交通系ICカードは親が簡単にチャージできる便利な方法でしたが、廃止されるとおうちの方が別の方法でお金を渡す必要があり、手間が増えるかもしれません。 - 新しい支払い方法に慣れるまでの混乱
今までICカードで払っていた人たちが、新しいタッチ決済に慣れるまで時間がかかるかもしれません。その間、混雑したりして不便に感じることがあるでしょう。
利用者の声
昨年度の利用者のうち、「くまモンのICカード」を使っている人が51%、全国交通系ICカードを使っている人が24%でした。熊本市内の大学生や、横浜市から引っ越してきた女性など、利用者からは「不便になる」という声も聞かれます。
まとめ
- 交通系ICカードが廃止される理由はコストの高さ
- 新しい支払い方法はクレジットカードなどのタッチ決済
- こどもにとっては現金の持ち歩きや新しい支払い方法に慣れる必要がある
- 利用者からは不便との声があるが、新しい方法は便利でもある
今回は熊本県のお話でしたが、交通系ICカードの機械にかかるお金の問題ということなので、他の都道府県でも同じように交通系ICカードが使えなくなるかもしれません。
もし自分の住んでいるところでICカードが使えなくなったらどうするか、おうちの方と話してみてください。そして、新しい技術の導入やコスト管理について考えることは、将来のビジネスの仕組みを理解するためにも役立ちますよ。
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