成田悠輔氏「インフルエンサーが夢のある仕事？」「儲けてるのはGoogleだけ」

2024-12-14

インフルエンサーに、夢はあるのか？　成田悠輔「儲けてるのはGoogleだけ」発言が賛否: J-CAST ニュース

最近、YouTuberやTikTokerといったインフルエンサーになりたいという夢を持つこどもたちが増えています。友達やクラスメイトも「YouTuberで有名になりたい！」と言っていることはありませんか？

経済学者の成田悠輔氏は、「儲けてるのはGoogleだけ」と発言し、大きな話題を呼んでいます。どういうことでしょうか。

YouTubeやTikTokが夢のある仕事みたいに語られてるのはナゾ。まともに収益出てるチャンネルはほぼなく、奇跡が起きた超少数が年収〇億円の小金持ちになるくらい。マジで儲けてるのはGoogleだけ。日本人が海外企業に激辛の歩合制で働かせられてるだけじゃないかな
— 成田悠輔 (@narita_yusuke) December 12, 2024

インフルエンサーとは？

インフルエンサーとは、SNSや動画配信プラットフォームを使って、多くの人に影響を与える人のことです。
例えば、有名なYouTuberが新しいゲームを紹介したり、TikTokerが人気のダンスを披露して多くの人がマネをすることがあります。こうした活動を通じて、視聴者の行動や興味を引き出します。

また、学校で友達が「このYouTuberが紹介した服が欲しい！」と言うことはありませんか？それもインフルエンサーの力の一例です。彼らは楽しい動画や役立つ情報を届けるだけでなく、商品を紹介したり、新しい流行を作ったりすることもあります。一方で、その仕事の現実や仕組みについて知ることも大切です。

プラットフォームの収益の仕組み

YouTubeやTikTokなどのプラットフォームは、動画や投稿を通じて主に3つの方法でお金を稼いでいます。

広告：
動画の間に出てくる広告で収益を得ます。例えば、1回の広告視聴で約0.1円から0.5円程度が得られる仕組みです。
プレミアムサービス：
広告を見たくない視聴者が月額料金を払うことで、広告なしで動画を楽しめるプランがあります。このお金の一部がYouTubeやTikTokの収入になります。
データ：
視聴者が何を見ているかのデータを活用して、広告主にその情報を提供し、さらに多くの広告を売ります。

YouTuberやTikTokerの儲け方

1. 広告収入

動画や投稿内で表示される広告に応じて、プラットフォームから収益が支払われます。
YouTubeの例：
- 動画が再生されるたびに広告収入が発生しますが、チャンネル登録者数や再生回数が一定以上でなければ収益化できません。
- 動画の内容や視聴者層により、広告単価は異なります。

2. スーパーチャット・ギフト機能

YouTubeのスーパーチャット：視聴者がライブ配信中にメッセージを有料で送る機能。
TikTokのギフト：ライブ中に送られる仮想ギフトを現金化。

3. スポンサーシップ

企業がYouTuberやTikTokerに商品やサービスを紹介してもらう代わりに報酬を支払います。
例：レビュー動画や「提供：○○」といった形式での広告。

4. アフィリエイトマーケティング

動画や投稿の説明欄にアフィリエイトリンクを設置。視聴者がそのリンクから商品を購入すると、一定の報酬が得られます。

5. グッズ販売

オリジナルTシャツやアクセサリーなど、自分のブランド商品を販売。
ファンとのつながりを強めながら収益を上げる方法。

6. イベントやオンライン講座

リアルイベントやオンライン講座を開催し、参加費やチケット料金を収益源にします。

成田悠輔氏の発言とは？

「儲けてるのはGoogleだけ」の意味

成田氏の「儲けてるのはGoogleだけ」という発言は、以下の現実を指摘しています。

収益の分配構造
- YouTubeやTikTokのようなプラットフォームは、広告主から多額の広告料を受け取りますが、その中からクリエイターに渡されるのはごく一部です。
- クリエイターが動画再生や広告視聴で収益を得ても、プラットフォームがその大半を保持する仕組みになっています。
クリエイターの不安定さ
- プラットフォーム上での収益は、再生回数やフォロワー数に大きく依存します。そのため、多くのクリエイターは安定的な収益を得るのが難しい状況です。
プラットフォーム依存のリスク
- プラットフォームのアルゴリズム変更や規約変更により、収益の仕組みが突然変わるリスクも存在します。

これらの点から、実際に多くの利益を得ているのはプラットフォーム運営企業であり、クリエイターはその一部に頼っているだけだという現状を批判的に述べたものです。

他の意見も見てみよう

成田氏の発言に対して、様々な意見が寄せられました：

支持する声：「海外企業の土俵で踊らされているだけだ。」
反論する声：「スポーツ選手や漫画家も似たような状況では？」

これらの意見を通じてわかるのは、どの職業にもリスクと努力が必要だということです。

まとめ

YouTubeやTikTokは、広告、プレミアムサービス、データの活用を通じて多額の収益を得ている
「儲けてるのはGoogleだけ」という指摘は、クリエイターの収益がプラットフォームの仕組みに大きく依存している現実を示している
広告収益の大部分はプラットフォーム企業に留まり、クリエイターに渡る割合はごくわずか

もしあなたが「インフルエンサーになりたい！」と思うなら、まず次のことを考えてみましょう：

例えば、人気YouTuberの一日のスケジュールを見てみると、朝から晩まで忙しいことがわかります。朝は撮影の準備をし、昼間に撮影を行い、夜は動画の編集をするなど、多くの時間と努力が必要です。また、TikTokerは毎日新しいアイデアを考え、短い動画にまとめるためにクリエイティブな工夫を続けています。

これらの努力は簡単ではありませんが、自分の夢を実現するためにはどのくらい頑張る必要があるのか、考えてみる良いきっかけになります。