自民党総裁選：高市氏への期待で株価急上昇！でも石破ショックで円高＆週明け(9/30)は株価暴落？

ニュースで自民党の総裁選について見たり読んだりしましたか。実は、この選挙が日本の株価や外国為替がいこくかわせに大きな影響を与えたのです。
今日9月27日、自民党の総裁選がありました。最初は高市氏への期待から株価が大きく上がりましたが、結局石破氏が選ばれたことで、急に株価が下がったり、円が高くなったりしています。
どうしてこんなことが起きたのでしょうか。

今、国会議員が所属する一番多い政党は自民党です。ですので、その自民党の総裁は、多数決で岸田総理の次の総理大臣に選ばれる可能性が極めて高いです。総理大臣が変わると株価が大きく動きやすいという記事を以前書きましたので、こちらも読んでみてください。

自民党総裁選と株価の関係

2024年9月27日に行われた自民党総裁選が、日本の経済に大きな影響を与えました。この選挙で金融緩和（景気を悪くしないよう、これまでどおりあまり利上げを急いだりしない、などの考え）を支持する高市早苗氏が決選投票に進んだ時、株価は急上昇し、円安が進みました。
市場では高市氏が当選することで、企業がもっとお金を使うようになり、経済が活発になるという期待が高まっていたのです。

石破ショックとは？

しかし、最終的に石破茂氏が総裁に選ばれたことで、状況は一変しました。石破氏は、金利を上げることに前向きであり、また、石破氏の政策により、株式売却益に課税が強化される可能性が高まったことで、株を売る動きが広がったのです。
石破氏の経済や税金に対する考え方は、多くの投資家の望むこととは程遠いため、この「石破ショック」を引き起こしました。結果、円は一気に高くなり、日経平均株価の先物は急落。

円高と株価の関係

「金利はすぐに上げるべきではない」という考えの高市氏が1位で決選投票を迎えたことで、大きく円安（1ドル146円台）に動きました。
しかし、総裁選の結果が発表されると、失望から円は1ドル＝146円から143円へ急上昇しました。これにより、輸出企業の収益が減少する可能性があるため、株価が大きく下がりました。日本の企業は、円が安い方が海外で商品を安く売れるため、円高はあまり喜ばれないのです。

市場の今後の動き

専門家たちは、この「石破ショック」が続くかどうか、まだわからないと言っています。しかし、石破氏の政策によって、金融市場は大きな影響を受け続ける可能性があります。特に、日本の株式市場は不安定な状態が続きそうです。

まとめ

• 自民党総裁選が日本の株価と円に大きな影響を与えた
• 高市氏の金融緩和政策に期待して、株価が上昇し円安が進んだ
• 石破氏の当選後、「石破ショック」で株価が急落し、円高が進んだ

石破ショックに関連して、今後の日銀の政策に注目が集まっています。市場では、石破氏がどのように経済を導いていくかを見守っている状況です。

今回のニュースは、政治が経済にどれだけ影響を与えるかを学べる良い例です。例えば、金利を上げるとどうして経済に影響があるのか？なぜ円高や円安が企業にとって重要なのか？次の総理大臣にどんなことを期待するか。いろいろなことを家族で話してみてください。

経済についてよく考えたり、投資をしたりしている私としては、経済政策が一番しっかりしていた高市さんになってほしかったのですが…　同じようにがっかりした投資家が多いようで、これを書いている現在も夜間の日本株の取引では多くの株が大きく値段を下げています。

8月初めにおきた株価大暴落と同じくらいひどいことにならないことを祈るばかりです。