日本の人口が減っている、という話を最近よく聞きませんか。

厚生労働省が公表した2022年の、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数を表す「合計特殊出生率」は、1.26でした。
これは過去最低の水準となりました。

しかも 7年連続で前年をより少なくなっています。

年間出生数も初めて80万人よりも減って、77万747人となりました。減った理由として、結婚をしない人が増えたり、前よりも歳をとってから結婚する人が増えたりしたこと、そして、新型コロナウイルスの感染拡大で人との関わり・出会いが減った影響が考えられています。

また、新型コロナの影響で、妊娠や出産、育児に不安を感じる人が増えた可能性があります。

人口が減るとなぜ問題なの?満員電車も減りそうだし、環境汚染も少なくなりそうだし、なんて意見もあります。
でも人口が減る、特に若い人たちが減ることは国にとって大きな問題なのです。

働いてお金を稼ぐ人が減る
→ 会社で働く人が減って、会社がお金を稼げず、なかなか成長しなくなる
→ 働く人の給料が上がらない
→ みんながお金を使わない
→ モノが売れない
→ 会社がもっと儲からなくなる
→ 給料が上がらない…

こんなふうにお金の流れも悪くなってしまうのです。

「人口減少」「高齢化」「少子化」が同時にすすんでいく… この3つが同時に進んだことは人類史上ないのです。
政府もお金をたくさん使って、なんとかこどもが増えるようにいろいろ考えていますが、若いみなさんは自分がおとなになるまでにこんな問題があるというのを知っておいてください。

楽しい話ではありませんが、そんな中で自分がどう生きるかを考える必要がでてくるのです。

人口が減ることについては、コチラの動画も見てみてくださいね。

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