腕時計や電卓のカシオ:なぜAIロボット「モフリン」発売?
Moflin (モフリン) - 公式ストア | CASIO
こころであういきもの Moflin(モフリン)。Moflinは人とふれあうことで感情が育つAIペットで、いきもののような心を持ち、心を元気にしてくれるバディです。
私は文鳥という鳥を4羽飼っていますが、みなさんはペットを飼っていますか。ペットを飼いたくても、マンションなどで飼えないかもしれません。旅行や、仕事や学校などで昼間に留守をすることが多いから飼えないかもしれません。
ところで、カシオは時計や電卓、楽器などの便利な商品を作っていることで知られていますが、今回は全く新しい分野に挑戦しました。それが「モフリン」というAIペットロボットです。このペットロボットは、ただの機械ではなく、まるで本物の動物のように感情を表現し、飼い主と仲良くなることができます。最近では、ペットロボットが人を癒す役割を果たす「ロボットセラピー」としても注目されています。
カシオがペットロボットを作った理由
カシオはこれまで、G-SHOCKという丈夫な時計や、学生用の電子辞書、楽器などを開発してきました。これらは、すべて実用的なもので、生活を便利にしてくれる商品です。
しかし、新型コロナウイルスが広がってから、人々の心の健康を守るために、癒しを提供する商品も必要になってきました。カシオはそこで、感情を持ったようにふるまう「モフリン」というペットロボットを開発することにしました。
ペットロボットがもたらす癒しの効果
ペットロボットは、ただの「おもちゃ」ではなく、最近では「ロボットセラピー」としても注目されています。
例えば、高齢者の施設や病院で使われることが増えており、患者さんがロボットと触れ合うことで、ストレスが減る効果があると言われています。これに似た商品には、ソニーの「AIBO」、ユカイ工学の「Qoobo」などがあります。AIBOは犬のようなロボットで、飼い主の行動に合わせて学習し、反応します。Qooboは尻尾のついたクッションで、撫でると尻尾が動き、癒しを与えるロボットです。
モフリンに使われたカシオの技術
カシオのモフリンは、これまで培ってきた技術を活かしています。
例えば、電子楽器で使われている音の技術を使い、モフリンはまるで動物のようなリアルな鳴き声を出すことができます。また、時計や他のデジタル製品で使われるセンサー技術を活かして、撫でられたり抱きしめられたりすると、それに応じて反応します。さらに、モフリンには「感情Map」というAI技術があり、飼い主とのやりとりを学習して、感情に合わせて動作を変えます。これによって、モフリンはまるで家族の一員のように、飼い主との絆を深めることができます。
医療や介護にも期待されるペットロボット
モフリンのようなペットロボットは、今後ますます医療や介護の現場で役立つと期待されています。
例えば、アザラシ型ロボットの「パロ」は、高齢者施設で使われていて、患者さんがパロと遊ぶことで心が穏やかになる効果があると言われています。モフリンも、AIの学習機能やセンサー技術を使って、一人ひとりに合った癒しを提供できる商品です。
まとめ
- カシオはこれまで時計や電卓を作ってきたが「モフリン」という新しいペットロボットを開発した
- ペットロボットは「ロボットセラピー」としても使われ癒しを提供
- モフリンにはカシオの音声技術やセンサー技術が使われ、感情を持つかのように反応
- 医療や介護の現場でもペットロボットが人々の心をサポートする役割を果たしている
もし、あなたがペットロボットを作るとしたら、どんな機能をつけたいですか?ペットロボットは、私たちの生活に癒しやサポートをもたらすだけでなく、友達や家族のような存在になる可能性があります。モフリンのようなロボットが、私たちの日常をどのように変えていくのか、ぜひ考えてみましょう。
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