オレンジジュースが消える?果汁不足の影響
サンキストオレンジを一時販売休止に 天候不順による果汁原料高騰で 6月から値上げ - 産経ニュース
森永乳業は25日、果汁飲料「サンキスト 100%オレンジ」を原料がなくなり次第、一時的に販売休止すると発表した。ブラジルなど原産国の天候不順による減産で、果汁…
教育メディアACTIVE!では、本トピックに関しての「お子さまへの問いかけ例と解答例」を掲載しております。
みなさんはオレンジジュースは好きですか?
オレンジジュースはとっても体にいい飲み物です。ビタミンCがたくさん入っていて、風邪をひきにくくする助けにもなります。
でも最近、オレンジジュースが売り切れているのを見たことはありますか?実は、世界中でオレンジの果汁が足りなくなっているんです。このままでは、いつものジュースが手に入らなくなるかもしれません。なぜこんなことが起きているのか、一緒に考えてみましょう。
オレンジジュース販売休止の理由
国内の飲料メーカーが次々とオレンジジュースの販売を休止しています。森永乳業は、「サンキスト 100%オレンジ」(200ミリリットル)の販売を果汁がなくなり次第、休止すると発表しました。雪印メグミルクも「Dole オレンジ 100%」の一部商品の販売を停止しています。アサヒ飲料も「バヤリース オレンジ」の販売を休止し、再開の見通しは立っていません。
なぜオレンジが不足しているの?
この問題の背景には、いくつかの原因があります。主要な輸入先であるブラジルでの不作や大雨による被害、病気のまん延が影響しています。また、円安や新型コロナウイルスの影響も価格の上昇を助長しています。
国産果汁の活用
こうした中で、国産のオレンジ果汁を利用する動きも出てきました。JA全農の子会社である協同乳業は、国産果汁を使用した飲料「農協果汁」を14年ぶりに復活させました。しかし、国内のオレンジ農家も高齢化などで生産量を増やすことが難しい状況です。また、オレンジとみかんは違うので、オレンジをそのままみかんに変更するというのも難しいのです。
まとめ
- 国内でオレンジジュースの販売休止が相次いでいる
- 原因は世界的なオレンジ果汁の不足と価格高騰
- ブラジルでの不作、大雨、病気が影響
- 国産果汁の活用が進んでいるが、生産基盤の強化が課題
日本は食べ物のほとんどを他の国から買っています(輸入)。野菜や果物などを作っている国が天気や戦争などで大変なことになると、日本も困るのです。日本と他の国はいろいろなことでつながっているので、どこかの国の問題が日本の問題にもなることがある、というお話でした。
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