大阪・関西万博チケット1,866万枚突破で969億円達成!黒字化はできそう?

万博 入場券販売1800万枚突破 「黒字化の目安」到達(2025年8月12日) - YouTube

万博の入場券の販売枚数が運営費の黒字化の目安1800万枚を超えたことが分かりました。 大阪・関西万博では、人件費などの「運営費」1160億円のうち8割程度を入場券の売り上げでまかなうことになっています。 関係者への取材で、万博協会や国が設定している「黒字化」の目安およそ1800万枚に到達し、8日時点でおよそ181...

2025年の大阪・関西万博が注目を集めています。かつては「興味がない」「チケットが売れていない」といった声も多くありましたが、8月18日までに入場券の売り上げが969億円を突破し、当初の目標を達成しました。
費用増大や工事の遅れが問題視されていた時期もありましたが、現在は全国から多くの人が訪れています。

万博とは何か

大阪・関西万博は、世界中の国や企業が集まり、未来の技術や文化、社会課題の解決策を発表する国際イベントです。2025年7月24日に大阪市此花区の夢洲で開幕し、日本国際博覧会協会が主催します。開催期間は約半年です。

チケット販売と目標達成の流れ

開幕前の課題
会場建設費の増加や工事の遅れで「失敗するのでは」という声が広がりました。入場券の販売も低迷し、赤字の可能性が指摘されていました。

売り上げ急増の理由
開幕後、会場の様子や来場者の体験がテレビやSNSで拡散し注目を集めました。その結果、売り上げが急増し、8月までに969億円を突破しました。販売枚数も黒字化の目安とされる1,800万枚を超え、8月時点で1,866万枚に到達しています。

現在も週40万~50万枚のペースで販売が続いており、さらなる伸びが注目されています。

工夫と施策
当日券や紙チケットの導入で買いやすさを高め、USJとのコラボイベントなど若者や家族向けの取り組みも進められました。口コミや体験動画の拡散も集客を後押ししました。

黒字化はできそう?識者の見解

万博の運営費は約1,160億円とされています。そのうち約8割にあたる969億円を入場券収入でまかなえれば黒字化の目安とされます。販売枚数に換算すると約1,800万枚が必要です。実際には8月8日時点で1809万枚、15日には1866万枚を突破し、黒字ラインに達しました。
協会幹部は「想定外の費用がなければ黒字になる可能性が高い」と述べています。ただし、現時点で正式に「黒字」とは断定していません。一方、識者や内部関係者の中には「100億円ほどの黒字になるかもしれない」との見方もあり、黒字化は現実的とされています。

経済効果

万博の経済効果は約3兆円と予測されています。これは単に会場建設や入場料収入にとどまりません。来場者が宿泊するホテルや利用する飲食店、交通機関など幅広い業種に利益をもたらしています。
さらに、関連イベントや企業展示を通じて新しいビジネスチャンスも生まれています。観光需要が高まることで地域の雇用が増加し、地元経済全体の活性化につながっているのです。
こうした効果は、万博終了後も新しい産業や観光資源の発展として長く残る可能性があります。

まとめ
  • 万博入場券売り上げは969億円を突破し、目標を達成
  • 黒字化の目安「1,800万枚」を超えて1866万枚を販売
  • 経済効果は約3兆円とされ、雇用や観光、関連ビジネスが活発化
  • 当日券やコラボ企画、口コミが販売を押し上げた
  • 最終的な黒字化は会期終了後の会計で明らかになる

万博の入場券が予想以上に売れたことは、日本の経済や社会に大きな影響を与えています。ここから「大規模イベントが経済をどう動かすのか」「入場券の売り上げがなぜ大切なのか」といったテーマを考えてみましょう。
「経済効果ってどんな仕組み?」「雇用や観光にどう関わるの?」などの疑問を家族や友達と話してみるのもおすすめです。ニュースをきっかけに社会やお金の流れを学ぶことは、未来の仕事や生活を考える力につながります。