パンダがつなぐ国際関係:再び始まる「パンダ外交」

パンダは好きですか?日本には2024年8月現在、上野動物園(東京)とアドベンチャーワールド(和歌山)だけで、パンダを見られます。ちなみにパンダはクマの仲間なんですよ。

ところで、「パンダ外交」ということばがあります。パンダがかわいい動物園の人気者だけど、実は国と国の友情を深めるために大活躍しているのです。今回、21年ぶりに中国からアメリカにパンダがやってきました。このパンダのことやパンダ外交とはなにか、を見てみましょう。

パンダ外交ってなに?

「パンダ外交」とは、中国がパンダを他の国に貸し出すことで、友好関係を深めることを指します。この方法は1972年に始まりました。当時のアメリカ大統領リチャード・ニクソンが中国を訪問した際、中国からパンダが贈られ、米中関係が大きく改善されました。
ただし、だいたいは無料ではなく、レンタル料がかかります。1年間のレンタル料は、上野動物園で1頭およそ1億円とも言われています。

サンディエゴ動物園の新しいパンダたち

今回サンディエゴ動物園に来たユンチュアンとシンバオは、穏やかで優しい性格の5歳と4歳のパンダです。この動物園では、2007年にユンチュアンの母親ジェンジェンが生まれたこともあり、パンダとの深い関係があります。

絶滅危惧種としてのジャイアントパンダ

現在、世界に残っている野生のジャイアントパンダは約1800頭しかいません。そのため、パンダは絶滅の危機にある動物として保護されています。アメリカには他にも4頭のパンダがいますが、彼らも今年後半に中国に戻る予定です。

パンダの役割

パンダはただの動物ではなく、中国の外交手段として重要な役割を果たしています。サンディエゴ動物園に新しいパンダが来たことは、米中の友好関係を深めるための一歩と言えるでしょう。

まとめ
  • パンダ外交は、中国がパンダを貸し出して他国との友好を深める方法
  • サンディエゴ動物園に21年ぶりにパンダが到着
  • ジャイアントパンダは絶滅の危機にある重要な動物
  • パンダは国際関係を象徴する特別な存在

パンダ外交について、家族にお話してみてください。また、他の動物がどのように国際的な交流に役立っているのかも調べてみると面白いですね。パンダ外交が示すように、動物たちも国と国をつなぐ橋渡し役を果たしています。パンダ外交で、中国と贈られた国の関係がどうなるか、考えてみましょう。

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