1年間に銀行の社長はどれくらい稼ぐのでしょう。
三菱UFJ銀行などの三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友銀行などの三井住友フィナンシャルグループ、そしてみずほ銀行のみずほフィナンシャルグループ。日本を代表する3つの銀行です。
それぞれの銀行が出した報告書によると、この銀行の社長たちの去年(2022年度)の給与は…
※2022年度はこれらの銀行は良い決算(会社がもうかった)でした。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の亀澤宏規社長は2億5700万円、三井住友フィナンシャルグループの太田純社長は1億8600万円、みずほフィナンシャルグループの木原正裕社長は1億4600万円でした。
どうですか。すごい金額ですね!
ですが、日本の銀行の社長の給与と世界の有名銀行の社長の給与には大きな差があります。
アメリカのJPモルガン・チェースのCEOは約49億5000万円、モルガン・スタンレーの会長兼CEOは約47億7000万円、シンガポールのDBSグループ・ホールディングスのCEOは約16億4000万円でした。
このような大きな差があるのです。
日本企業と海外企業では、給与の決め方や評価の基準が違うので、こういった差が出ています。アメリカやヨーロッパの企業では、リーダーシップを発揮して、将来の価値を創り出せる能力を重視し、それを給与の金額に反映させる傾向があります。一方、日本企業では、給与が地位や序列を示すために使われることが多いと言われています。
調査によると、日本では会社がどれだけもうけたかなどの成績が給与の額に関係する割合が59%であり、一方でアメリカでは94%、イギリスでは72%でした。
みなさんは次のどっちが良いですか?
・自分ががんばって会社がもうかったらたくさんのお金がもらえるが、うまくいかなかったらほとんどもらえない。
・頑張っても頑張らなくても、まぁまぁの給料。