セブン&アイが社名変更と事業再編!コンビニ事業に集中

セブン、コンビニ事業に専念 社名変更、買収提案に対抗|47NEWS(よんななニュース)

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は10日、社名を2025年にも「セブン―イレブン・コーポレーション(仮)」に変更すると発表した。稼ぎ頭のコンビニ事業に専念する体制に再編し、傘下のスーパーや外食 ...

セブン&アイ・ホールディングスは、2024年10月10日に大きな決定を発表しました。
会社の中心である「セブンイレブン」のコンビニ事業にもっと力を入れるために、会社の名前を「セブン-イレブン・コーポレーション(仮)」に変え、他のスーパーやレストランの事業を別の会社にまとめます。これは、カナダの大きな会社から買収される可能性がある中で、会社の価値を高めるための計画です。また、決算では利益が減少していることも明らかになりました。この記事では、この発表や今後の計画について見てみましょう。

決算発表とその内容

2024年3月から8月までの期間、セブン&アイ・ホールディングスの営業収益(売上)は前年よりも8.8%増えましたが、純利益は34.9%減りました。つまり、売上は増えたけれど、稼げるお金が減ってしまったということです。特にネットスーパー事業での損失が大きく、約400億円の損を出したことが影響しています。

ネットスーパー事業からの撤退

ネットスーパーは、コロナウイルスの影響で一時的にとても人気がありましたが、その後はあまり利用されなくなりました。これが大きな理由で、セブン&アイはネットスーパー事業をやめることに決めました。ネットで注文することは便利ですが、やはり普段からよく行くお店で買う方が便利なことも多いですね。

中間持株会社の設立と社名変更

今回、セブン&アイは「ヨーク・ホールディングス」という新しい持株会社を作り、スーパーマーケットやレストラン事業をまとめます。この中には、イトーヨーカ堂やヨークベニマル、デニーズ、アカチャンホンポなども含まれています。
そして、2025年には会社の名前を「セブン-イレブン・コーポレーション」に変更する予定です。このようにして、セブンイレブンを中心にした事業に専念することを目指しています。

買収提案とその影響

セブン&アイは、カナダの大手コンビニ会社「アリマンタシォン・クシュタール」から7兆円規模の買収提案を受けていると言われています。これは非常に大きな話で、セブン&アイはこの提案に対抗するために、企業価値を早く高める必要がありました。そのために社名を変えたり、事業を再編することにしたのです。

今後の注力する事業

セブン&アイはこれから、コンビニ事業に集中していく予定です。特に「セブンイレブン」の店舗をもっと増やして、みんなが便利に使えるようにすることを目指しています。また、食品事業をもっと効率的にし、新しいビジネスチャンスも探していくとのことです。

まとめ
  • セブンイレブンを中心にコンビニ事業をさらに拡大する計画
  • セブン&アイ・ホールディングスの利益が前年より減少
  • ネットスーパー事業をやめる決定
  • スーパーやレストラン事業をまとめる新しい会社「ヨーク・ホールディングス」を設立
  • カナダの会社からの買収提案に対抗するため、会社の価値を高めるための再編が行われる

企業が成長し続けるためには、時代に合わせた変化が必要です。君たちも、周りでどんな会社がどんな新しいことをしているか、ぜひ調べてみてください。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。