私がこどもの頃(今から25年前くらい?)、玄関だけでなく、車や自転車にまでお正月飾りをつけていました。小学校では近所のおじいさん、おばあさんに正月飾りの作り方を習っていました。お正月飾りには神様を迎える準備ができていることを示す意味があり、クルマにつけて安全祈願をします。
正月になると、道行く車にはほとんどお正月飾りがついていましたし、それが普通でした。いつのまにか私の家も含めて、車にお正月飾りをつけることはなくなり、今では珍しいものになっています。
みなさんはお正月飾りがついている車を見たことはありますか。
新潟県の、昔から正月飾りを作っている会社の人は、次のように話しています。
「車用の正月飾りを買う人はどんどん減っています。とくに、最近では若いお客さまが減っており、昔に比べるとほとんどいません。」
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なぜ車にお正月飾りをつける人が減ったのでしょうか?
※クリックしてこの会社の人の意見を読む -
- しめ飾りを飾るのは良いけれど、正月を迎えたあとにどうするか困る、と話す人が多い
- 自分の車のデザインに合わなかったり、片づけがめんどうくさいと思う人が多い
お正月飾りは役目を終えたら、1月15日ころに神社などのどんど焼き(とんど焼き)などで燃やしたり、神社などに納めることが必要と言われています。これを面倒だなと考える人がたくさんいるのも仕方ないかもしれません。
でも、お正月飾りが売れなくなっているわけではなく、バス会社やタクシー会社からしめ飾りを取りつけたいという問い合わせは毎年変わらずあります、とのこと。
おうちのひとに、昔は車にお正月飾りをつけていたか、どんな感じだったか聞いてみるのも面白いかもしれませんね。