関東進出で大ヒット!資さんうどんの成功がすかいらーく業績アップに貢献

1日に約2000人が殺到! 「資さんうどん」関東1号店が大盛況 すかいらーく社長「正直驚いている」 - ITmedia ビジネスオンライン

12月にオープンした、「資さんうどん」の関東1号店が好調だ。買収したすかいらーくHDは、2025年に21店舗を新規出店する。うち12店舗は、同社他ブランドからの「業態転換」だ。その背景は?

大手外食チェーンのすかいらーくホールディングス(HD)が、北九州発祥の「資さんうどん」を買収したことをご存じですか?
北九州発祥の資さんうどんは、九州地方で強いブランド力を持つ人気うどんチェーンです。そんな資さんうどんを大手外食チェーンのすかいらーくHDが買収したことで、全国展開の可能性が広がっています。
この買収がすかいらーくHDの業績にどのような影響を与えたのか、今後の戦略とともに見ていきましょう。

資さんうどんの業績貢献

すかいらーくHDの2024年12月期の決算によると、資さんうどんの買収は業績の大きなプラス要因となりました。特に、資さんうどんの安定したブランド力と地域に根ざした強いファン層が、新たな市場開拓の後押しとなり、すかいらーくHDの売上向上に貢献しています。

  • 2024年の資さんうどんの売上高:約160億円
  • 営業利益:約6億円
  • 買収後(10~12月)の売上高:43億円

これらのデータから、資さんうどんがすかいらーくHDの増収に大きく貢献していることがわかります。

すかいらーく 決算資料より
関東1号店の驚異的な人気

資さんうどんの関東1号店(千葉県八千代市)は、オープン直後から大盛況となりました。

  • 平均日商:200万円以上
  • 1日当たりの客数:2000人以上

すかいらーくHDの金谷実社長も「想定以上の売り上げで、正直驚いている」とコメントしています。その要因として、資さんうどんの独自の味やメニューが関東の消費者にも受け入れられたことや、SNSなどで話題となり、口コミでの集客効果が高まったことが挙げられます。

すかいらーくHDの今後の戦略

すかいらーくHDは、資さんうどんの買収を契機に、出店拡大や業態転換、さらにはM&A(企業買収)戦略の強化といった成長戦略を進めています。これにより、ブランド価値の向上と市場シェアの拡大を目指しています。

1. 積極的な出店計画

  • 2025年に21店舗の新規出店を予定
  • うち12店舗はすかいらーくグループの既存店からの業態転換

2. 中長期的な展開

  • 2026年以降、年間40~50店舗のペースで出店
  • 3~5年以内に店舗数を200店舗に拡大

3. 業態転換の推進

  • 2024年に55店舗を業態転換し、売上が146.6%伸長
  • 年間40店のペースで業態転換を継続

4. M&A戦略の強化

  • 2025年までに3~5件のM&Aを計画
  • 外部ブランドを取り込みながら成長を加速
2025年の業績見通し

すかいらーくHDは、2025年にグループ全体で439億円の売上増を見込んでいます。 その中で、資さんうどんの貢献は約174億円になると予想されています。

すかいらーく 決算資料より
まとめ
  • 資さんうどんの買収により、すかいらーくHDの業績は大幅に向上
  • 関東1号店の成功により、全国展開への期待が高まる
  • 2025年以降、積極的な出店と業態転換によりさらなる成長を目指す
  • M&Aを活用した成長戦略も推進中
  1. 資さんうどんが関東で人気を集めた理由は何でしょうか?
  2. すかいらーくHDの新戦略は外食業界全体にどのような影響を与えるでしょうか?
  3. 地域ブランドが全国展開するときに、どのような課題があるでしょうか?

これらの質問について考えることで、ビジネスや経済の仕組みをより深く理解できるかもしれません。 ぜひ、身近な企業の戦略にも注目してみてください!

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