なぜ?アメリカは利下げ、日本は利上げ
ドル円 為替 一時140円台半ばに値上がり 金利 0.5%利下げ決定 米FRB 利下げは4年半ぶり 下げ幅は通常の2倍 | NHK | 金融
【NHK】アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める会合を開き、18日、0.5%の利下げを決定したと発表しました。利下…
「利上げ」や「利下げ」ということばを聞いたことがありますか?最近の経済ニュースではよく出てきます。外国為替市場も株式市場も大きな影響を受けます。
今、アメリカでは利下げ、日本では利上げという逆のことが起こっています。どうしてこんな違いがあるのか、それがわたしたちの生活にどう影響するのでしょう。
アメリカの利下げって何?
アメリカでは最近、FRB(アメリカの中央銀行)が金利を0.5%下げる「利下げ」を決定しました。これでアメリカではお金を借りやすくなり、みんながたくさんお金を使うことで、経済を元気にしようという作戦です。たとえば、利下げでお店や会社がもっとお金を借りやすくなり、新しい商品を作ったり、お店を増やしたりすることができるようになります。
日本ではなぜ利上げ?
日本では今、物価が上がり始めています。物価が上がると、わたしたちが買う食べ物やゲームの値段も上がってしまいます。これを防ぐために、日本銀行は「利上げ」を考えています。利上げをすると、お金を借りるのが少しむずかしくなって、物をたくさん買うのが控えられるため、物価の上がり方がゆっくりになるんです。
利上げと利下げの違いって?
利下げは、みんながお金を借りやすくするために行われ、経済を元気にするのが目的です。一方、利上げは物価が上がりすぎるのを防ぐために行われ、みんなが控えめにお金を使うようにするのが目的です。
日本とアメリカの違いはなぜ?
アメリカでは景気を良くするために利下げを行っていますが、日本では物価の上昇を抑えるために利上げを検討しています。それぞれの国が直面している問題にあわせて、中央銀行がその時に合った方法を選んでいるのです。
まとめ
- アメリカは景気を良くするために利下げをする
- 日本では物価の上昇を抑えるために利上げをする
- 利下げは経済を元気にし、利上げは物価を安定させる働きがある
- それぞれの国の経済状況に合わせて、政策が決められる
最近、ヨーロッパでも物価が上がりすぎているため、いくつかの国が利上げを行っています。特に、イギリスやドイツではエネルギーや食料の価格が上がっているので、これを抑えるために利上げが行われているんです。
利上げや利下げは、経済に与えるインパクトが大きなことなのです。もし、家や車を買うときにお金を借りるとしたら、利上げや利下げがどう影響するでしょう。利上げも利下げもいいこと悪いこと両方あります。それぞれのメリット・デメリットを調べてみませんか。
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