アメリカ市場が大混乱!?「恐怖指数 VIX」が過去最大の上昇を記録

米株「恐怖指数」が過去最大の上昇、市場急落でさらなる混乱に警戒 | ロイター

投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)が5日の取引時間中に過去最大の上昇を記録した。終値は2020年10月以来の高水準。

投資家の不安を表す「Volatility Index(VIX):恐怖指数」と呼ばれる数値がアメリカの株式取引にはあります。8月5日、この恐怖指数が過去最大の上昇を記録しました。どうしてこのようなことが起こったのでしょうか?そもそもVIXってなんなのでしょう。

恐怖指数(VIX)とは?

恐怖指数(VIX)は、投資家たちがどれくらい市場の動きや将来の経済に不安を感じているかを示すものです。VIXが高いときは、投資家たちが市場の先行きに不安を感じていることを意味します。

アメリカ経済の不安

最近、アメリカ経済が悪くなるのではないかという心配が広がっています。この不安から、多くの投資家がリスクを避けるために株を売り始めました。その結果、VIXが一時的に65.73まで上がりました。これは、前週が23くらいだったので、実に約42ポイントも上回る大きな上昇でした。

Googleより
市場の急落

5日の米株市場では、S&P500種株価指数が一時4%以上も下がりました。これは、2020年3月の新型コロナウイルスによる大きな売りがあったときよりも大きな変動です。

専門家の意見

ラショナル・エクイティ・アーマー・ファンドのポートフォリオマネジャーであるジョー・ティゲイさんは、「先週、何かが市場で壊れたことは間違いなく、このダメージを直すには時間がかかりそうだ」と話しました。

まとめ
  • 恐怖指数(VIX)は投資家の不安を示す
  • VIXは8月5日に一時、先週末より+42と大きく上がった
  • アメリカ経済の不安が広がり、株が売られている
  • 専門家は、市場のダメージは直すのに時間がかかると考えている

日本をはじめ、他の国々でも経済の不安が広がっており、同じように株価が大きく下がっています。例えば、ヨーロッパやアジアでも投資家たちがリスクを避けるために株を売り始めています。

良くも悪くも、世界の経済はアメリカが中心です。アメリカ経済が弱いと他の世界各国の経済も悪い影響があります。経済は長期的に見ると成長をしてきましたが、当然こんなふうに不安が広がって、一時的に悪くなることもあります。仮に悪くなったとしても、その中でどう生きていくかをそれぞれが考える必要がありますね。

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