未来を刻む高級時計たち!時計業界最大の見本市「ウォッチズ&ワンダーズ2025」
スイス・ジュネーブで毎年開催される高級時計の祭典「ウォッチズ&ワンダーズ」は、2025年も大きな盛り上がりを見せました。世界中の時計ブランドとファンが集まるこのイベントでは、新作モデルの発表だけでなく、体験型の企画やライブイベントも充実しており、特に若い世代からの注目が高まっています。
腕時計の魅力、若者にも届く?
「時計って大人の趣味?」と思っている人もいるかもしれません。でも今、若い世代にも高級腕時計の人気が広がっています。
2025年の「ウォッチズ&ワンダーズ」には過去最多の60ブランドが参加し、約5万5000人が来場しました。来場者の平均年齢は35歳と若く、SNSでの話題性も高く、7億人以上に情報が届いたとされています。
誰が高級時計を買っているの?
高級腕時計の主な購入層は、30代から50代のビジネスパーソンや時計愛好家です。
しかし近年は、デザインやブランド価値を重視する若者の間でも人気が高まりつつあります。購入のきっかけは、「仕事での信頼感を演出したい」「人生の節目の記念に」「デザインが気に入った」などさまざまです。また、資産としての価値を見込んで購入する人も増えています。
注目の新作と技術革新
2025年の見本市で話題になったモデルには、ロレックスの新作「ランドドゥエラー」や、ブルガリの超薄型トゥールビヨンを搭載した「オクト フィニッシモ」などがあります。これらの時計には、精密な機構や美しいデザインといった高い技術が詰まっています。
また、記念モデルや複雑な機構を持つモデルも多く展示されました。

女性向けモデルにも注目
ジュエリーウォッチの分野では、女性を意識した新作が多く登場しました。ケースの小型化や軽量化が進み、日常使いしやすいデザインが増えています。ピアジェの新たなレディースコレクション「SIXTIE」も、多くの来場者の注目を集めました。
体験型イベントが人気の秘密
「ウォッチズ&ワンダーズ」では、新作発表だけでなく、時計づくりを体験できるワークショップやガイド付きの施設見学ツアー、音楽ライブやパネルディスカッションなども行われています。こうした多様なプログラムが、若い世代の来場者を引きつける大きな理由のひとつです。
ブランドの顔ぶれと業界の今
2025年の見本市には、ロレックス、カルティエ、パテック・フィリップ、ブルガリなど、世界的に有名な60のブランドが参加しました。ブルガリの初参加や、LVMHグループのブランドの存在感も話題となりました。
一方で、スウォッチ・グループなど一部の大手は今回のイベントに参加しておらず、その動向も注目されています。
まとめ
- 高級時計は若者の間でも注目を集めている
- 新作モデルに込められた職人技と技術革新
- 女性向け製品のバリエーションが拡大
- 体験型イベントが人気の秘密
- 有名ブランドの参加と業界の変化も見逃せない
高級時計のイベントをきっかけに、ブランド戦略やマーケティングの工夫について話してみませんか?なぜ今、若者が高級時計に魅力を感じているのか。デジタル化が進む時代に、なぜアナログな時計がこれほど注目されているのか。スマートウォッチやファッションと比較しながら、「モノの価値とは何か?」について親子で考える良い機会になるでしょう。